育児のイライラを漢方で抑えてみない?

育児って思うようにならないことが多くイライラしてしまう人は多いでしょう。

いろいろとストレス発散してみたり、自分の時間をもってみたけれど、それでもイライラしてしまう。

自分は病気になりそう・・・イライラしすぎて子供にもよくないし、なんとかならないものか?

でも薬を使うのもためらう・・

そんなとき、漢方薬なら取り入れてもいいかもと思う人は多いでしょう。

漢方薬や育児のイライラについて理解を深めましょう。

育児のイライラ

育児のイライラしてしまう場面てたくさんありますよね。

  • ようやく寝たと思ったら旦那が帰宅しておこしてしまった
  • 寝付いたからベッドに下ろそうとしたとたん泣きだした
  • おむつを取り替えたばかりなのに、大をした
  • でかけようとしたら子供がコップをひっくりかえして飲み物が服や床に・・・
  • 自分は育児だけでなく家事で忙しくしているのに旦那がゲーム三昧
  • 何度注意しても同じ失敗をする
  • イライラしてはいけないとわかりつつ子供にイライラをぶつけてしまう
  • 万年寝不足でイライラしている
  • 次から次へと用事が増える
  • 育児を手伝わない夫にイライラ
  • 育児を理解しない夫にイライラ
  • 子供の泣き声にイライラする
  • せっかく作った離乳食を食べてくれずイライラする
  • 子供をおもちゃやお菓子でつる旦那にイライラ
  • 育児や家事で大変なのに旦那が散らかし放題
  • 楽しみにしていたイベントの日に子供が発熱

他にもいろいろとあるとは思いますが、大体はこんな感じで育児中イライラしてしまうことがあるのではないでしょうか?

イライラの影響

子供への影響

イライラすることのほぼすべてが思い通りにならないということではないでしょうか?

育児しているときには子供に対しての支配欲やこうあるべきという想いがあり、それから外れてしまっているときにイライラしてしまいます。

受験勉強をしない子供にイライラ → 受験生は勉強するべき → 私は〇時間勉強していた/勉強しないと自分のようになってしまう

こんな感じで、自分の固定観念があり、そこから外れてしまったときにイライラしてしまいます。

過干渉の影響というのは多岐にわたり、良いことはあまりありません。

イライラして育児をしているときっとお母さんの眉間にはしわがより、怖い顔つきをしています。

そうすると子供は無意識にお母さんの機嫌をとろうとよい子を演じるようになったり、よいこでないとお母さんに嫌われると思ってしまいます。

お母さんが~でなければよいこじゃないという考えをしているとそれは条件付きの愛情ということになってしまいます。

~できなかったときに子供は自分はよいこじゃないと自己否定し、お母さんの顔色をうかがうようになってしまいます。

ひいては人の顔色を窺ってばかりいる子供にもなりかねません。

そうはいっても子供のために言ってますという人がとても多いと思いますが、よくよく探っていくと自分の支配欲のために、自分が安心したいために言っているということが多々あるのです。

詳しくは下記記事を参考にしてみてください。

母親の過干渉が子供の心理に及ぼす7つのマイナス影響

自己否定せず、自信を持つ子供になる7つの秘訣

夫婦関係への影響

育児でイライラしているのを旦那様にあたってしまったり、育児が大変で、旦那の言動にイライラしたり・・

また旦那にイライラして、喧嘩が絶えないとなってくると、夫婦関係が悪化してしまいます。

また夫婦関係の影響というのは子供に出てしまいます。

詳しくはこちらの記事に書いておりますので、参考にしてみてください。

自分の体への影響

イライラしている状態は自律神経が乱れている状態ですからさまざまな体調の不調が現れる可能性があります。

倦怠感、不眠、肩こりや、胃炎、うつなどの病気にもなる可能性があります。

ではイライラしないために漢方薬を利用できるのか、確認していきましょう。

イライラを抑えるために漢方薬を使用する

漢方の診断

まずは漢方はどのように診断するのかについて勉強しましょう。

漢方が成立した時代には現在医師が用いているような検査機器は発達していませんでした。そのため、漢方医学による診察は、医師はすべての五感を駆使することによって診断を行っていました。漢方独特の診察方法は四診といわれます。

【望診】
視覚を用いた診察(顔色、皮膚の色の他、舌の様子を見る舌診も含まれます)。
【聞診】
聴覚と嗅覚を用いた診察(声の大きさ、においをもとに診察します)。
【問診】
現病歴や既往歴だけでなく、患者の体質傾向(寒がり・暑がりなども)を聞き出すための質問をします。
【切診】
触覚を用いた診察。脈やお腹に触れ抵抗感や圧痛の有無などで判断します。

日本東洋医学会HPより引用

漢方の考え方

植物、鉱物、動物、の中で薬効を持つ「生薬」を組み合わせて処方調合したものが漢方薬です。

漢方では「気、血、水」という3つのバランスが崩れることでさまざまな不調な症状がおきると考えられています。

 気はエネルギーです。気は血を運び、内臓を動かし体温を温めます。気に異常があると、イライラしたり、不眠、頭痛などの不調な症状が現れると漢方では考えられています。

血 血がへると気のめぐりも悪くなります。漢方でいう瘀血は血が滞ることで不調な症状がおこると考えられています。

ちなみに瘀血だと便秘、肩こり、肌荒れなどの症状がおこります。

水 体内の水分と代謝をあらわします。水に異常があると、めまいやむくみなどの症状があると漢方では考えられています。

漢方薬の種類

煎じ薬 生薬に含まれる有効成分を熱湯で煮出し、煮出した液体状の薬汁
顆粒(エキス剤) 煎じ液を濃縮し、水分を蒸発させエキス成分を取り出したもの
錠剤 抽出したエキスを製し服用しやすい形にしたもの
散剤 生薬を粉砕して粉状にしたもの
丸剤 散剤に密や水分を加えて丸状にしたもの

漢方薬といっても種類があるとどれが良いのか迷いますね。

漢方の中では煎じ薬が一番成分が濃く効き目があるといえますが、難点は持ち歩いたり、苦みやにおいが強いということです。

家で常に漢方を服用できる方は煎じ薬が、よいと思いますが、外出先で飲むことも多いかたはその他のものが使い易いですね。

イライラに効く漢方

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

この漢方薬は自律神経系の調節をしながら「血(けつ)」を補い、「気」「血(けつ)」をめぐらせる処方になっており、自律神経を安定させます。

このためイライラに効く漢方薬といえます。

漢方では気が廻らないとイライラして不安神経症や神経質の原因になると考えられています。

 

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

些細なことが気になり、イライラや不安、不眠などにある際に用いられる漢方です。

目には見えないエネルギー(気)の以上や気もの働きの乱れととらえられ、イライラを鎮め、肝をリラックスさせる働きがある漢方です。

 

 

漢方を服用するための注意点

漢方は症状が出たときに飲んで速攻効くというものではありません。

1月くらいを目安に試してみるのがよいでしょう。

私も漢方を時折服用するのですが、効果が出るのに最低3日はかかるかなという印象です。

漢方の場合には西洋薬のような対処療法ではなく、根本的な症状を整えていくため時間がかかります。

漢方は慢性的な症状にも効果が期待できるのです。

また服用にあたっては、薬の吸収に影響がでるため白湯やお水で服用し、ジュースなどで飲むことは避けましょう。

そして効果が出てきたらすぐにやめるのではなく、医師や薬剤師に相談したほうがよいそうですので、自己判断で漢方をやめてしまうことのないようにしたほうがいいですね。

まとめ

育児はイライラすることがたくさんあります。

自分なりにリフレッシュする方法を取り入れたり自分だけで過ごす時間を作るなど工夫をしてイライラを抑えたいものです。

しかしそれでもどうしてもイライラして仕方ないという時には漢方薬に頼るのもよいかと思います。

今は薬局に行けばさまざまな漢方薬もありますし、薬剤師さんに尋ねたらあなたにピッタリの漢方を見つけてくれると思います。

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