海外移住で引きこもりから脱出できる可能性は?

引きこもりの方が脱引きこもりのために海外移住を検討することがあると思います。

そうはいっても引きこもりなのに、海外移住なんてできるの?と不安になるかた、不可能だと思うかたいろいろいると思います。

脱引きこもりのために海外移住は有効なのか?

可能性について探ってみたいと思います。

海外移住で脱引きこもり作戦は成功するのか?

日本固有の価値観をリセットできる可能性がある

日本にいると保守的な様々な固定観念に悩まされることが引きこもりにはあります。

日本特有の固定観念だけでなく、育った環境や親の影響を受けて自分の価値観ができあがります。

その中で生きづらさを抱えてしまうのが引きこもりです。

生きづらさを感じさせてしまう観念を海外移住によってリセットできる可能性があるのです。

特にネガティブな固定観念で悩まされていることが多い引きこもりの人には海外移住することでその観念をリセットできれば生きづらさも軽減され、脱引きこもりも可能なのではないでしょうか?

いろいろな価値観があるはずですが、日本にいると例えば下記のようなことに悩まされる可能性があります。

  • 高校くらいは卒業しなくてはいけない
  • 高校を卒業したら進学もしくは就職をしなくてはいけない
  • 男性は家族を養わなくてはいけない
  • 引きこもりは甘えだ
  • 人の輪を乱してはいけない
  • 一度外れてしまったレールには乗れない・やり直しがきかない
  • 世間体が気になる

上記の観念というのは日本固有といってもいいかもしれないものが多数あると思います。

日本人は世間体を気にする傾向があります。だからこそ引きこもりを悪ととらえ、引きこもり当事者は後ろめたい気持ちを持っている。

ちょっと引きこもりをすると、レールから外れてしまい、軌道修正が難しいのが日本です。

しかし世界全体で考えたら、海外ではそうとは限りません。

どうしても日本は学校で勉強し、会社に就職するという大枠の固定観念があります。

そしてまだまだ学歴社会なため良い学校に入り、良い会社に入るのが幸せと考える人も多いでしょう。

とくに引きこもり当事者の親世代などはそのような考えをもっている人が多いのではないでしょうか?

そのためどうしても自分の子供が引きこもりとなり、レールから外れた際に責めてしまう。

でも海外ではホームスクーリングが一般的な国もあります。

日本にいると、学校に行っていない、仕事をしていないと引きこもり当事者は引きこもりに罪悪感を持ちいつまでも自己肯定感が高まらず、脱引きこもりができない。

海外移住をすることはこのような日本独自の固定観念を払拭し、リセットするには最適といえるでしょう。

人に海外では学歴は関係ない、やり直しができると聴いていたとしても実際に海外移住し、肌で感じることができれば、脱ひきこもりのきっかけになるかもしれないのです。

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親の価値観もリセットできる可能性

引き続き固定観念を払拭ということになりますが、引きこもり当事者は親から植え付けられた固定観念に囚われ動けなくなっていることがあります。

  • 良い学校を出てよい就職をしないといけない
  • 人に迷惑をかけてはいけない
  • 自立しないといけない
  • 親の期待に応えなくてはいけない

海外移住することは日本独自の価値観だけでなく、環境や親から刷り込まれた固定観念をリセットできるチャンスになります。

上記のような観念にとらわれていると、引きこもりから脱して動きだすためには相当のエネルギーが必要です。

そして植え付けられた固定観念を払拭するのはなかなか大変な作業です。

このような観念に支配されると、白か黒かどちらかという決めた方になり、グレーがないため引きこもりになりやすいのです。

海外移住をすることでいろいろな文化や価値観にふれ、それを変えるきっかけをつかめる可能性があります。

自分は自分。自分らしく、ありのままでいい。

本当にそう思え自己受容することができたとき引きこもりから脱出できるはずです。

また海外に限らず今住んでいる土地と違う場所に移住するというのも踏ん切りがついたり、親と離れることで価値観を変え、心機一転脱ひきこもりができる可能性もあるでしょう。

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引きこもりは甘えという認識が解決を阻む

海外旅行から始めてみる

引きこもりから海外移住というとかなり大きなハードルですね。

家族で海外移住するのであれば、それもよいと思います。

しかし引きこもり当事者本人だけでいきなり海外移住はなかなか難しいと思うので、まずは海外旅行や短期海外留学、親子留学というものもあります。

また海外でなく、今までと違う土地への移住を考えるなら移住ツアーというものもあるので参加してみてもよいですね。

海外移住もしくは旅行でも欧米だとそれなりに費用はかかるでしょうが、アジア圏であれば、比較的低コストで実現可能です。

海外旅行はまず言葉が通じませんから、引きこもりたくても何かしら自分で行動をおこす必要があります。

そしてせっかく脱引きこもりのための海外旅行であれば、ホテルに引きこもるというのはなしで、予定をたて、行動しなくては意味がありません。

その行く先々で予期せぬこともあるでしょうし、その都度自力で解決する必要があります。

それを成し遂げたら、とても自信になりますし、前述のように価値観も変わってくる可能性があります。

そうは言っても引きこもりからいきなり海外移住や海外旅行はハードルがやはりあるのでは?と疑問に思われるかたもいるでしょう。

海外移住や海外留学をする前提条件は下記の通りです。



海外移住や留学をする前に

親子関係は良好ですか?

引きこもりとは言っても部屋から出てきますか?

親と話をしますか?

まずはこれができなくては海外移住も海外旅行も難しいです。

引きこもりの原因が親であり、親を恨んでいたり、親を信用しない引きこもりは部屋からでてきません。

家族が寝静まっている時間に行動しているのではないですか?

まずはこれを改善させましょう。

あまりに長期化した引きこもりの場合には、引きこもり当初は脱引きこもりを図ろうと思っていた本人も親も諦めてしまっていることがあります。

お互い波風立てず、顔も合わさず話もできない。

そのような引きこもりの状態ではよほど本人が家族と離れて暮らしたいという意思のない限り脱引きこもりも海外移住も難しいです。

脱引きこもりのためにもまずは親子関係の修復が必要です。

そして親だけでなく、引きこもり当事者が脱引きこもりのためきっかけを探している時が一番のチャンスです。

奇襲的に脱引きこもりを図るような無理強いをして海外移住を進めたり、入院させたり、どこかの施設に預けるというのは私はおすすめできません。

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まとめ

海外移住をきっかけに脱ひきこもりを図れる可能性は十分にあります。

ただその前の引きこもりの状態が重要です。

親子関係が悪かったり、無理強いしても脱引きこもりはうまくいきません。

まずは親が引きこもりについて理解を深め引きこもり当事者との関係性をよくする必要があります。

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