別室登校の雰囲気ってどんな感じ?なじめないときはどうする?

クラスや学校の雰囲気ってありますよね。雰囲気になじめずに不登校になることもあります。不登校から抜け出そうと別室登校を検討し始めた時に雰囲気ってどんな感じなのでしょうか?別室登校の雰囲気になじめるのか?気になるところですね。別室登校ってどんな感じの雰囲気なのでしょうか?雰囲気になじめない時はどうしたらよいのでしょうか?

1.別室登校とは

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別室登校とは、保健室登校も含む本来所属している教室以外の別室に登校をすることです。学校によってはフリールームという名称で一室を不登校の生徒向けに開放していたり、専用の部屋に仕切りがあって他の人と交流せずにすむようになっている場合もあるようです。その他会議室や面談室などを解放してくれる場合もあります。

別室の雰囲気が合わず保健室登校を選択するということも学校によってはできます。その場合には養護の先生とお話しして帰る、そこで少し勉強する。登下校時間は基本自由に生徒の好きなようにできます。

勉強に関しては、プリントを配布されて自習というところが多いようですが、中には手の空いている先生が勉強をみてくれるということもあります。息子の場合には面談室に登校して自習をしたり、先生が空いている時は来てくれて勉強をみてくれるようでした。面談室でしたので他の生徒がいないため一人で自由な雰囲気で過ごしていたようです。希望すれば先生が友達をよんでくれて話をしたりもできます。

2.雰囲気はどんな感じ?

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雰囲気はどんな感じかはそこに来る生徒により変わるものですから、一概にはいえませんが、学年を超えた交流ができるところが多いようで、そこで親しくなって友達になるケースもあります。長期にわたって過ごす生徒が多くなるとそこでまた仲間意識が生まれ良い雰囲気になるようです。先生にどんな感じの雰囲気なのか聞いてみてもよいかもしれません。ただし人により感じ方は違うものですから、結局は本人に合う雰囲気かどうかということになります。

別室の雰囲気が合わなかったり、不登校の原因のひとつが学校や教室の雰囲気で、とても気がかりな場合には保健室登校をしたり、個別に過ごせる面談室や会議室などを使用させてもらうのが、雰囲気を気にせずストレスがなくて良いでしょう。

3.学校自体の雰囲気が合わない時にはどうする?

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どんな感じの雰囲気なのか?学校により雰囲気ってあると思います。そこにいる先生や生徒、建物が醸し出す印象が合わさって雰囲気って作られていると思います。公立の小学校や中学校であれば、ただそこの学区というだけで学校が決まってしまいますから雰囲気も何も選びようがないようが実情です。クラスの雰囲気というのであれば、クラスが替わったり、学年が替われば変わってくる可能性もありますが、学校そのものの雰囲気というのはなかなか変わらないと思います。とはいえ親としては雰囲気が合わないので転校というのもなかなか決め難いとは思います。もしも子供が強く望むようであれば転校をするのも一案だと思います。本人が強く転校を望むのであれば、そこは本人の意思を尊重するのが良いと思います。

4.別室登校の雰囲気になじめない場合にはどうする?

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別室登校の雰囲気になじめなくても学校以外の居場所もあります。不登校の子供にとっての居場所はとても大事です。まずは家です。ご家庭の雰囲気はどんな感じですか?子供が安心してくつろげる雰囲気ですか?もしそうでなければ、子供は安心できる居場所がありません。その居場所があって初めて子供の気持ちも快方へ向かいます。まずはご家庭の雰囲気を明るく、誰もが寛げる雰囲気にすることをおすすめします。そのためには親の声掛けや対応というのは重要です。親はどのように心がけたらよいのか、詳しくはこちらをご覧ください。転校はできないし、別室登校も難しい、ももう少しで卒業ということであれば、適応教室やフリースクール、フリースペースなどにいくのも良いでしょう。事前に訪問してどんな感じか雰囲気を確かめておき子供が選ぶのがよいと思います。

4-1.適応指導教室

適応指導教室(てきおうしどうきょうしつ)、または教育支援センターは、市町村の教育委員会が、長期欠席をしている不登校の小中学生を対象に、学籍のある学校とは別に、市町村の公的な施設のどこかに部屋を用意し、そこで学習の援助をしながら本籍校に復帰できることを目標に運営している教室である。 Wikipediaより

文字通り社会に適応するために指導する教室で社会に復帰するための指導を行ってくれます。専任のカウンセラーが常駐して(市区町村による)相談をしたり、カウンセリングを受けたり、学習支援を行ってくれます。またこちらに通うことで出席日数をカウントしてもらえます。

4-2.フリースクール

NPO法人や個人運営しているものなど、多種多様です。不登校になっている子供が居場所として過ごせるようになっており、出席日数としてカウントしてもらえることもあります。学年を超えて交流があったり、さまざまな行事をおこなって子供の成長の手助けををしたり学習指導をしてくれるところもありあます。中には高校卒業の資格もとれるところもあります。雰囲気や費用など色々ですので一度調べた上で見学に行きどんな感じの雰囲気か?その雰囲気がお子様に合うかどうか、お子様自身がその雰囲気になじめるかどうか判断するとよいと思います。

4-3.フリースペース

フリースクールとほぼ同じようなスタイルですが、フリースクールよりも規模が小さくさらに自由度が高い印象があります。こちらもさまざまなイベントを企画したり、学習指導を行っています。私が見学したところは区役所の一角にあり、比較的年配の女性がお孫さんの面倒をみるようなアットホームな温かい雰囲気で、いつきても、いつ帰ってもいいよという本人の好きなようにしてね。という感じがしました。

4-4.ホームエデュケーション

文字通りご家庭でする教育、学習のことです。

などを利用してご家庭で学習が可能です。無料体験などできるものもあるので、ひとまずそれを使うのも良いですね。また教材を利用して親御様が勉強をみたり、不登校の子供を支援する団体が行っている在宅支援や家庭教師派遣を利用したりするのもよいでしょう。まずは話し相手作りから始めたいという場合には民間のお兄さんお姉さん派遣のようなものもありますが費用がかかります。市区町村によっては費用は無料で心理学を学んだ大学生を派遣してくれるというサービスもありますので一度区役所等にご相談されてみるとよいでしょう。

5.まとめ

どんな感じの雰囲気なのか?誰にでも合う雰囲気、なじめない雰囲気ってあると思います。ましては不登校の子供というのは繊細で敏感な心をお持ちですから、雰囲気というのは本人にとって非常に重要だと思います。別室登校の雰囲気も大事ですが、何よりもご家庭の雰囲気が良いということが重要だと私は思っています。

家の中が安心してくつろげる雰囲気でないと子供は折れた羽を伸ばし癒すことができません。家の中が言い争いで絶えない、暴言を吐く人がいる、舌打ちする人がいる・・等あると大人でもそんな雰囲気では安らげないし、いたくないですよね?ご家庭がどんな感じの雰囲気なのか?家族皆にとって居心地の悪い雰囲気であるのであれば、これを機に心持を変えてみませんか?簡単なことではないと思いますが、子供がこの先ずっと不登校、ひきこもり、ニートになってしまうことを考えたら重い腰も上がるはず。ご家庭の雰囲気が良い方向に変われば他のこともきっと良い方向に変わっていくはずです。環境は人を変えます。思い立ったら吉日です。実行しましょう。

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別室登校を目指して親ができることは

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