別室登校のときの給食はどうするの?

別室登校するのもドキドキ・・別室登校するためにはどうしたらよいのか?給食は教室に行かないといけないのかな??それともお弁当を持たせるの?せっかくだから給食を食べてほしいけれど・・心配で不安ですよね。別室登校できたら給食はどうするのでしょうか?また不登校の際の給食費の扱いはどうなるのか?学校によっても違うとは思いますが、以下の対応が考えられると思います。まずは別室登校するためには・・・

1.別室登校するために重要な3つのこと

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まず別室登校をするためには、それなりの本人のコンディションが整っていなければ別室登校といえども、学校に行かなくてはいけないので、実行できません。そのためにも不登校になった原因を探り解消することが先決です。原因はたいていは複数であり、原因であると思っていることはきっかけにすぎなかったりします。決して犯人捜しをするのでなく、原因を知ったうえで解消するように努めましょう。また不登校の子供に共通するのは、心が繊細で敏感であること。自信を喪失していることです。そのためにも

  1. 自己肯定感を高める
  2. 希望がもてる
  3. 学校とのつながり

上記3つが最も重要だと思います。そのために親御様ができることは

  • ありのままの子供を受け入れる
  • 不登校であることを非難しない
  • 子供の話しに耳を傾ける
  • 子供に自信を持たせる
  • 子供に役割を与える
  • 居心地の良い家にする
  • 自信を持たせるためのプラスの言葉がけ
  • 親がいきいきとしている姿を見せる
  • 過干渉をやめる
  • 放任である場合や子供と関わりが薄い場合には子供との時間を作るようにする
  • 子供に理想を押し付けない
  • 「あなたのためを思って」をやめる

詳しくは是非こちらをご覧下さい。

そして上記に加え学校とは連絡を定期的にとり、お子様の状態を伝えること、そしてお子様と先生やクラスメイトが繋がっていることが必要です。学校との接点がなくなってしまうと、別室登校も遠ざかります・・・子供は常に学校に受け入れられてもらえるのか?クラスメイトはどう思うのか?ということを気にしています。先生やクラスメイトに家に来てもらったり、それが無理であれば、電話で話す、手紙を書いてもらう、メールをもらう・・等手段はあります。どの方法であれ学校と繋がっていることが不登校から脱することには必要となってきます。

2.別室登校の仕方

まずは学校と情報は共有し連絡は常にとっておきましょう。別室登校は小学生であれば、保健室登校が主流かと思います。中学生からは不登校になる生徒が多くなるため別室登校向けに1室を専用に開放し、自習をしたり、プリントなどを配布し指導している学校もあります。もしくは空き教室や、会議室を使わせてくれる場合もあります。まずは学校と相談をして、どのような別室登校が可能なのか?出席日数扱いにしてくれるのか?勉強の指導の仕方や時間など確認しておきましょう。また子供はどのような別室登校の仕方を希望しているのかも確認しできるだけ本人の希望に沿った形で別室登校の仕方を学校と相談してすすめましょう。

3.別室登校の際の給食(お昼)はどうするの?

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現代の給食はただ栄養だけを考えているのではなく、食育も意識されており学校により様々な工夫がされています。メニューも昔に比べるとおしゃれになり、食器もおしゃれになったりと変わってきています。そして地産地消を意識して献立を考えているところが多く見受けられます。一汁三菜が基本のようです。息子が小学校のときの献立表をみて、私が子供のころにはなかったようなメニューもたくさんありいいなぁと思ったりしました。そんな給食ですからぜひ別室登校といえども、子供には食べてほしいですよね。でも実際問題やっとのことで不登校から別室登校までできたとして、給食やお弁当などお昼は別室登校のときはどうするのか気になりますよね。

学校によっても対応は違うと思いますが、多くの学校では別室でとることができるようです。別室登校だけど、給食が教室だと別室登校といえどもハードルが高い・・と思ってしまっている方もいると思いますが、まずは学校と相談してみましょう。

3-1. 別室登校の際の給食(お昼)の取り方

  1. 別室登校して給食の前に下校する
  2. 給食やお弁当、お昼を別室でいただく
  3. 別室登校しても給食だけ教室でいただく

現実的には1や2を選択される方が多いと思いますが、別室登校も軌道にのってきたら、3の前に2を選択し、そこに友人を呼んでもらってコミュニケーションをとることをお勧めします。そのあときっと3の「給食だけ教室でいただく」ににステップアップできると思います。3ができれば教室への復帰に一歩近づきますよね。

3-2. 不登校の際の給食費の扱い

不登校になると給食費について、できれば支払いたくないな・・・と思うのが親の本音だと思います。食べていない給食の費用を支払うのは理不尽だと考えても自然のことですね。実際に不登校の際の給食費は払わなくてもよいという学校もあるようです。一度学校に相談してみてはいがかでしょうか?よくアレルギーのあるお子様が毎日出る牛乳を飲めないため、申請しておくとその分給食費用が安くなると聞きます。もやもやしているより一度聞いてみることをお勧めします。

4. 別室登校から給食を教室でとることを目指して

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別室登校ができてきたら上述のように、給食やお昼をとる際に、別室でいいので仲の良い、コミュニケとーションをとれる友人をまず1人でいいので呼んでもらいましょう。そこでその友人と給食(お弁当)をとることに慣れてきたら、次はもう数名友人をよんでもらいます。そして、そこで慣れてきたら、教室で給食をとることを提案してみましょう。ただし無理強いは禁物です。あくまで本人が教室での給食を望むもしくはトライしてみると言ったらです。教室での給食を提案だけして、無理強いせずに様子をみましょう。

  1. 別室で給食(お弁当)をとる
  2. 別室に友人を1名よんでもらいいっしょに給食をとる
  3. 別室に数名友人をよんでもらい一緒に給食をとる
  4. 教室で給食をとる
  5. 教室へ復帰へ

1~4までできれば教室への復帰も見えてきますね。

4. 教室復帰を目指して

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別室登校が順調に進んできて、友人と別室で給食が取れたら、教室にも行きやすくなると思います。実際うちの息子は冬に別室登校を始めて、別室に友人を呼んでもらい、慣れてきたころに(給食がないため)学食に友人と行けるようになりました。そして、休み時間だけ教室に行ったりするようになり、そのあと学年が変わったタイミングの春には教室に登校できるようになりました。

不登校の子供にとっては教室に戻るのはとても不安で勇気がいることです。別室登校ができたからといってとんとん拍子に教室復帰できるとは限りません。親はゆったりと構えて子供のペースで復帰できるようにサポートしていきましょう。少しできてくると、次の少しを期待してしまうのが親ですが、せっかくここまで来たのに焦りは禁物です。

5.まとめ

別室登校ができたら次は教室に戻れるのではないか?と親は期待をすると思います。実際給食の取り方次第で別室登校から教室復帰を目指せます。ただしそこまでのプロセスはあくまで本人主体で少しずつ進めることが大事です。残念ながら、一気によくなるということはありません。少し進んだと思うと少し戻ってしまったり・・そうこうしているうちに少しずつ進んでいるというのが、不登校から脱した方々に共通することです。

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