登校拒否・不登校と愛情不足は関係があるのか?

登校拒否・不登校になぜなったのかと考えた時に親は自分達の愛情不足が関係しているのではないかと考える方もいらっしゃいます。

中には愛情不足が登校拒否・不登校の原因と唱える専門家もいらっしゃいます。愛情不足が登校拒否・不登校とどうのように関係しているのか実例なども交えながらお伝えしていきたいと思います。

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登校拒否・不登校と愛情不足の関係

どのようなことで愛情不足と感じるのか?

愛情不足といっても愛情は図ることができませんから、子供の受け止め方次第ともいえます。

しかし明らかに放任、ネグレクトなどの場合には愛情不足から、非行、登校拒否・不登校という構図が多いのも事実です。

また両親が幼いころに離婚して、物心ついたときには片親との生活。そして多くは母親と子供という母子家庭で、母親はいくつもパートをかけもちして生計をたてているために、朝から晩までほとんど家にいない。

なかには子供が寝る頃にもまだ仕事で、朝おきるともう出勤した後ということもあり、親としては愛情がないわけではないのでしょうが、子供が甘えたいときに甘えられる環境でなく、寂しい思いをして愛情を欲しているという場合もあります。

この場合には子供も親の事情がわかっているために葛藤します。お母さんは働かないと生活ができない。けれども甘えたい、お母さんと一緒にいたい・・

一方でお母さんは仕事と家事に追われ忙しく、子供が寂しがって愛情を欲していると気づいていないことがあります。

また登校拒否・不登校になっていることすら学校から連絡があるまで気づいていなかったということさえあるのです。

このような愛情不足からの登校拒否・不登校になっている時に親は登校拒否・不登校の原因だと気づきません。

あるドキュメンタリーの番組で登校拒否・不登状態の家族をとりあげていました。

ケース①

母(会社員)、娘(高校2年)2人暮らし。親子関係は悪化し、子供は家に帰らない。話すらしない。反抗ばかりする。時には警察から呼び出しを受ける。

親はどうしていいかわからず、最初は学校に相談、スクールカウンセラーにも相談したけれど、なかなか改善せず、最後に登校拒否・不登校不登校の専門家に相談にいきました。

そこで、愛情不足が原因かもしれませんと言われ、衝撃を受けたそうです。仕事を変更するか、時間を短くして子供と過ごす時間を長くとるようにアドバイスを受けていました。

母親は悩みに悩んだ末、仕事を変えて、子供と過ごす時間を持つようにしたところ、数か月たって子供は少しずつ登校し、親子の会話もするようになり、徐々に親子関係も改善し、最終的には高校を卒業、就職を果たしました。

一見すると登校拒否・不登校と愛情不足の関係性を見いだせないかもしれませんが、関係していることが証明されたような特集でした。

また家に親がいるからと言って愛情が十分ともいえません。

ケース②

母(専業主婦)娘(高校生)、夫は単身赴任。母もひきこもり気味で、娘は隣の部屋にいるのに、会話はお互いほとんどラインばかり。

お母さんも、子供もそれぞれスマホやネットゲームに夢中です。お母さんもひきこもりのような状態です。食事の時も会話はなく、お互いが好き勝手なことをしています。

ごはんも作らず家事はほとんどしない。出前をとるにも何が食べたいか子供にラインをする。このような場合にも子供は愛情不足を感じます。

母親だけに限らずお父さんも週末子供と遊ばずに自分の趣味に没頭していたり、家でゴロゴロしていたり、また定職についていない場合などにも子供は愛情不足と感じ、登校拒否・不登校となることがあります。

この他にも母子分離不安により子供が登校拒否・不登校になる場合があります。これも愛情不足と関係が深いと言われています。

こちら母子分離不安と愛情不足の関係を詳しく書いてありますので、参考になさってください。

母子分離不安と不登校についてはこちらに書いてあります。

愛情不足で登校拒否・不登校なのかもしれないと感じた親御様は仕事を続けるべきか悩むと思います。仕事をやめるかどうかについてこちらの記事が参考になるかと思います。

愛情不足だとどうして登校拒否・不登校になるのか?

親としては愛情をかけていると思っていても子供は愛情不足と感じることがあるので、そこの見極めが難しいですね。

子供は自分が愛されていないと愛情を求めて良い子になろうとします。でも自分が思うように愛情を感じられないと更に頑張ります。

それでも愛情を感じないと自己否定に陥ります。自分は愛される価値のない人間なんだ。自分はダメな人間だから愛されないんだ・・

そこから気力がなくなり登校拒否・不登校となります。そして非行に走る場合とそうでない場合とに分かれます。非行に走る場合には、自分の満たされない気持ちを外に向けるもしくは家庭内暴力となります。

この場合には親の関心を意図的にひきつけたい、もしくは無意識の場合もあります。いづれにしても親の愛情を感じたいのです。

非行でない場合には登校拒否・不登校にとどまらずひきこもりとなり部屋からも出ない、口もきかないなどの言動をとることが多いです。

また事情があって子育てをお手伝いさんや祖父母がしていた場合も同様に子供は親から愛情を感じていない場合があります。

あくまで子供基準の愛情不足です。

いづれにしても学校にほとんどいかない、行けないという登校拒否・不登校の状態となってしまうのです。

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愛情不足の登校拒否・不登校の場合の対処法

登校拒否・不登校になっている子供の年齢にもよりますが、本人が拒否しなければ、できるだけスキンシップをしましょう。

  • 頭をなでる
  • 抱きしめる
  • 頬ずりをする
  • 手をにぎる
  • 一緒にお風呂に入る

そのほかには

  • 子供と一緒に過ごす時間を今までよりも増やす
  • 休みの日は一緒に遊びにいく
  • 一緒に何か取り組む(料理、テレビ鑑賞、スポーツなど共通の趣味を見つけられるとなおいいですね)
  • 声掛け
  • 褒める
  • 話しを聴く
  • 食事はできるだけ手作りする
  • 現状の登校拒否・不登校の子供を受け入れる

声掛けについては、前向きで温かい言葉を意識してかけるようにしてください。否定的な言葉や指示するような言葉は不向きです。

そして話は一方的に親がなにか子供に質問攻めというのもNGです。子どもがあまり話してくれない場合には、なにか身近でおこったおもしろい話、テレビなどのたわいもない話で大丈夫です。

そして子供が話をし始めたらさえぎらずに、耳を傾けてきいてください。できるだけ次の言葉を引き出すように関心をもってじっくりと聞いてあげましょう。

指示するような言葉は過干渉の方の場合に多いので、愛情不足からの登校拒否・不登校の場合には該当しないかもしれませんが、過干渉はマイナス影響があります。詳しくはこちらをご覧ください。

もしもお子様の状態が昼夜逆転している。ネットゲームにはまっているなどありましたら、こちらの記事を参考にしてください。

これにはきちんと理由があります。決してゲームが楽しくて、学校に行きたくなくてしているわけではないのです。

子供との時間がなかなかとれないとお嘆きの方、家事や仕事は代わりがいても、母親、父親はあなただけです。

家事などは代行サービスを頼んで子供と過ごす時間を作ってみてはどうでしょうか?


 

まとめ

愛情不足は登校拒否・不登校には深くかかわりがあるといってよいでしょう。今からでも遅くはありません。気づいたときから適切な対応を行っていくことで登校拒否・不登校は解決できるはずです。

時間はかかるかもしれませんが、親が登校拒否・不登校の状態を受け入れ、焦らず見守ることも必要です。登校拒否・不登校は親が今までの子供に対する対応について見つめ直す良い機会となります。

悲観するのではなく、このピンチをチャンスに変えられることを心より祈っております。

こちらの記事もご覧ください。

登校拒否(不登校)の子供の親の4つの特徴と原因。仕事は辞めるべきか?

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