登校拒否・不登校は休ませるといいの?付き添い登校はわがまま?

「子供が学校を休んでいい?」と言いだしたら「なぜ?どうしたの?」と聞くでしょう。

そこで体調不良でもなく、なんだか理由がわからなければ、休ませていいものかと悩むと思います。

それも何日も続けて休ませることになると、このままでいいのか?わがままじゃないのか?本格的な登校拒否・不登校になるのでは?と更に不安になりますよね。

登校拒否・不登校は休ませていいのでしょうか?子供に付き添い登校することは必要なのでしょうか?

1.学校を休ませるべきか

子供に「学校に行きたくない」と言われたらどう反応しますか?

お腹が痛い、頭が痛いなど身体症状があらわれていたら、躊躇なく休ませるという方も多いと思います。

でも熱もないし、これくらいで休ませるのは気がひけるしわがままではないかという方もいるでしょう。

しかし理由がよくわからない、一見して具合が悪そうではないけど、元気がなくて、学校に行けないと言われたらとしたらどうしますか?

悩みますよね。登校拒否・不登校になってしまうのではないかわがままではないかと・・

まずはお子さんの話をよく聞いてみてください。責めずに。学校を休みたい、行きたくないという発言の理由の裏に隠れているものを探ってみてください。

ひょっとしたらいじめがあるのかもしれませんし、勉強がわからない、友達づきあいが上手くいかない、先生に怒られた・・など様々な要因が潜んでいると思います。

親からしたら、どうしてそんなことで学校を休むの?このまま休ませたら、本格的な登校拒否・不登校になるのではないか?と心配される方も多いでしょう。

でも休ませてください

まず休みたいと言った時点で本人にはそれなりに葛藤した上で言っている可能性が高いです。そしてその時点で心のエネルギーがない状態なはずなのです。わがままではありません。

学校に行かなくてはいけないということを子供達は言われなくてもわかっています。その上で学校に行きたくない、行けない・・と言うということはそれを受け入れ、認めて休ませてあげてほしいのです。

学校に行けない、休みたい理由を子供が言ったとして親の基準で休ませるには値しないと思ったとしてもわがままだと思ったとしても休ませてあげてください。

本格的な登校拒否・不登校でなければ、少し休んだだけであっさりと何事もなく登校し始めるかもしれません。

逆に無理に行かせたところで、登校拒否・不登校になる子供はなってしまうのです。無理に行かせた場合には子供が自分のことを受け入れてもらえない、否定された気持ちになり自己否定がさらに強くなるでしょう。

「学校に行きたくない」 → 休んでいいわよ → お母さんは自分のことをわかってくれている。受け止めてくれている。肯定してくれている

「学校に行きたくない」 → 行きなさい → お母さんは休みたい私のことをわかってくれない。受け入れてくれていない。否定している

とこんな感じに思ってしまうのではないでしょうか?

無理に行かせるのはおすすめできません。詳しくはこちらの記事に書いておりますので参考にしてみてください。

2.学校をどれくらい休ませるのか

期間については明確にお答えはできません。個人差があります。

ではいつ、どうしたら登校拒否・不登校を克服し登校できるのかと言えば自己肯定感が高まり、心のエネルギーが充電できたときとお答えします。

正直にいって、数日で登校拒否・不登校克服とはいかないことがほとんどで、早くて数か月、または数年かかることもあります。

場合によっては引きこもりに突入です。

なぜなら登校拒否・不登校というのは、突然なったかのように思うかもしれませんが、それまでの間子供は知らず知らず無理をしながらも頑張って息切れしながら登校をしていたのです。

その結果登校拒否・不登校の状態になっていることを周囲は理解することが必要です。

1日も早く登校拒否・不登校を克服するには自己肯定感を高め心のエネルギーを高めるためには周囲の理解と適切な対応が必要となってきます。

登校拒否・不登校の親の4つの特徴や家庭環境と8つの原因

3.付き添い登校は必要なのか?わがままではないの?

小学生くらいだと子供がお母さんと離れられず、お母さんが付き添い登校すれば安心して登校できるという子供もいます。

いわゆる母子分離不安の場合です。母子分離不安の場合には親と離れてもお母さんはどこにもいかない、お母さんの確固たる愛情を感じられることが必要です。

安心させるためにも付き添い登校すれば登校できるのであれば、したほうが良いと思います。

そうは言っても毎日お母さんが付き添い登校するのは大変なことだと思いますしわがままではないかと思ってしまう方もいるでしょう。

でも決してわがままではありません。付き添い登校せずに自分で登校できるようにするためには母子分離不安の解消が必要になってきます。

母子分離不安の解消についてはこちらの記事に詳しく書いておりますので、参考になさってください。

ただし、子供が登校できない、学校に行きたくない状況だったり、あいまいな感じの際に学校にさえ行けばなんとかなるという親の思い込みと判断で、付き添い登校して連れていくというのはやめてください。

あくまで本人の意思が大切です。

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4.まとめ

登校拒否・不登校の場合には、無理やり登校させるのではなく、休ませるほうがいいです。決してわがままではありません。

付き添い登校は本人が希望したら母子分離不安解消のためにもしてあげてください。

母親の理解と愛情を感じられたらきっと母子分離不安も解消されます。

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お問い合わせだけでも構いませんので、お気軽にどうぞ。

こちら記事もご覧ください。

登校拒否・不登校の連絡。原因が担任の先生の場合にはどうしたらいい?

 

母子分離不安の解決法とは

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