母子分離不安の克服と不登校の関係について

不登校の原因というのは、さまざまで1つではなく複合されているケースが多いです。そのひとつに母子分離不安があります。母子分離不安とは文字通り母から子供が離れた時に不安を感じる状態のことを言います。母子分離不安が原因となる不登校というのはどのようなケースがあるのでしょうか?またどうしたら母子分離不安、不登校を克服できるのでしょうか?

スポンサードリンク



1.母子分離不安で不登校になるケース

school-926213_640

1-1.初めて親と離れる時

  • 保育園に行き始める
  • 幼稚園に行き始める

保育園や、幼稚園にいくことになり初めて親と物理的に離れることになった場合に母子分離不安になるというケースがもっとも多いと思います。不登校ならぬ、不登園とでもいいったらよいでしょうか?

今まで朝起きてから夜寝るまで片時も離れることなくお世話をしてくれて、一緒だった母親がいない・・不安になりますよね。。お母さんもまた同じく初めての経験でお子様が一人保育園、幼稚園に行くことに不安になると思います。「ママと一緒じゃないと行かない」と泣いたり、叫んだり、とにかく行くことを拒否するなどと言うときはこのケースですね。別記事でも触れましたが、うちの息子も幼稚園のときに二度ほど同じようなことを経験しました。最初は日本で幼稚園バスに乗ろうとした際、泣きわめいて「行かない」といって先生が乗せようとしても、頑として乗りませんでした。暫く家で二人で過ごしてから、車で送ったところすんなりと幼稚園に行きました。

二度目は海外でインターナショナルスクールに通うようになってからです。最初は親の心配をよそにがびっくりするほどすんなりとクラスに馴染んで、初めての英語にも物怖じせず楽しそうでした。でもある時先生が変わって、それを機に私から離れられなくなりました。このときは暫く不登校ならぬ不登園の状態が続きました。まもなく夏休みとなり、その間日本に一時帰国して常に一緒に行動して沢山遊びに行き、夏休みが明けてからは普通に登園できるようになりました。

1-2.小学校に入学してから

たいていは母子分離不安というのは成長とともに小学生くらいには克服されることがほとんどです。でも幼稚園や保育園の時は問題がなくても小学校に入ってから母子分離不安が原因で不登校になるというケースもあります。なぜいままでは大丈夫だったのに・・と思われるかもしれませんが下記のような生活環境の変化はありませんか?

  • (今までは家にいた)母親が働き始めた
  • 母親が介護などで忙しくなった
  • 弟や妹などが生まれた
  • 学校生活に不安がある
  • 上記以外に大きな環境の変化があった(身近な人の死など)

など今までの生活環境に変化が生じた場合にもその環境に適応できないと共に母子分離不安から不登校になるというケースがあります。もちろん上記ケース以外にもありますし、中学生以上の子供が母子分離不安を克服できないことが一因として不登校になることもあります。

2.母子分離不安の兆候

love-746678_640

下記のような兆候がみられたら母子分離不安が考えられます。

  • 母親にべったりとくっついてくる
  • 夜尿
  • 乱暴になる
  • 自分のことを好きかどうか聞いてくる
  • 寂しいという
  • 頭痛や腹痛を幼稚園や保育園に行く際に訴える
  • 兄弟や姉妹がいる場合にお母さんを独り占めしようとする
  • 不安な状態が頻発する

上記の母子分離不安の兆候の場合には不登校、不登園になっていなくても要注意です。

スポンサードリンク



3.母子分離不安の原因

pain-1164308_640
  1. これまでよりも母親と過ごす時間が少なくなった
  2. 甘えたい時期に甘えたり、依存したりできなかった (母親以外が育児をしたなど)
  3. 母子が密着しすぎている場合 (過干渉も含む)

主に上記が母子分離不安の原因として考えられます。3に関してはなぜ?と思われる方もいるかもしれませんが、この場合はいままで母子が密着し過ぎていたためにお母さんがいないと何もできないという状態になってしまうからです。お子様の行動に先回りして常に指示を出したりしていませんか?その指示命令を出す信頼している母から離れないといけなくなった状態のとき子供はどうしてよいのかわからなくなるのです。

4.母子分離不安を克服するために

hands-105455_640

母子分離不安を克服するには、お母さんはいなくなってもまた戻ってくるという安心感を培うことと子供が親の愛情を感じることが母子分離不安を克服し不登校から脱するためには大切です。やはりなんといっても一番はスキンシップですね。たくさんお子さんとの肌の触れ合いをしてみて下さい。

  • 手をつなぐ
  • 頭をなでる
  • 一緒に寝る
  • たくさん遊ぶ
  • 子供の話に傾聴し共感する

どれもやっているのに・・と思われるお母様もいらっしゃることでしょう。でも十分かどうかの判断はお子様なのです。なのでお子様がどう感じているかを窺いながらたっぷりと触れ合い、たくさんおしゃべりをして(聴いてあげる割合を多く)お子様の気持ちを受け止めてあげましょう。人間には承認欲求というものがあります。

だれでも認めてほしいのです。これはお子様にも同じことが言えます。お母さんはあなたのことが大好きで、あなたの存在が大事である。それがたとえどんなあなたであっても・・・という無条件の愛情をお母様から感じられたらお子さんは安心して親から離れても徐々に不安でなくなって不登校や不登園も克服し、そもそもの母子分離不安を克服できると思います。

ただ原因が3に該当するケースの場合には徐々にお子様が一人でなんでも失敗せずにできるように先回りしたりせずに子供に考え行動をさせるようにすることで母子分離不安を克服するのがいいですね。人は失敗を経験して学びます。

可愛い子供には旅をさせろということです。実は我が家もこれをとてもしてしまっていました。でも今はあえて本人に失敗を経験してもらおうという意識で向き合っています。これこそが母子分離不安を克服し不登校から脱出するために必要なことだと思います。

5.母子分離不安の場合の不登校を克服するために

back-to-school-999248_640

不登校の原因は母子分離不安の他にもさまざまあり、たいていは一つだけでなく色々な原因が絡みあって起きています。原因と思っていたことはあくまできっかけにしかすぎないこともあります。母子分離不安が原因のひとつである場合にはまず母子分離不安を克服することからやっていきましょう。ただ不登校の克服には時間がかかります。焦らずにじっくりと取り組んでいきましょう。

  • 母子分離不安の克服
  • 無理に行かせない
  • おかあさんも一緒に登校する
  • 学校無内で近くで見守る(廊下などから)
  • 保健室や別室登校から始める
  • 登校時間以外に学校まで一緒に行ってみる

不登校が長くなってくるとつい「いい加減にしなさい」「学校に行きなさい」「何を考えているの」「どうしていかないの?」「別室登校はできない?」などと言ってしまいがちですが、子供は決して怠けているわけではないこと、そして行かなくてはいけないと思っていることを理解してあげて下さい。

一番わかってほしいお母さんに「認めてもらえる」ことこそが重要であり、安心感につながります。

かくいう私も息子の不登校当初は上記のNGワードを言ってしまってました・・反省です。

明日は行くという息子が翌日になると具合が悪くなり行けないと言っていたときに・・今はよくわかります。行きたい。行かなくてはいけない。でも具合が悪くなってしまいその葛藤と戦っていたんだと・・・本人自身なぜ学校に行けないのかわからないというのがほとんどです。

時に正論は不登校のお子さんにとっては「凶器」となります。是非言動に気を付けて頂きたいと思います。不登校になるお子様は共通してみな繊細な心の持ち主ですから。鈍感であれば不登校にはなりません。不登校克服のためにも母子分離不安を克服することから始めましょう。

まとめ

不登校と一言に言っても原因は母子分離不安のほかにも人それぞれで、たくさんの要因があります。中でも母子分離不安が不登校の原因の一つと考えられる場合にはまず、その母子分離の不安を取り除いてあげることが不登校克服には先決です。

不登校の解消、学校に行かせることばかりが目的になってしまうと、帰って時間がかかってしまうということもあります。 お母様の愛情が何よりの心の回復、安心につながります。かと言ってお母様一人だけで頑張ってしまうとお母様の心が折れてしまいます。

学校や幼稚園との連絡をとり情報を共有した上で問題なく登校できるようになるまで、どのような登校の仕方ができるかなど相談し、カウンセラーなど第三者にご相談、アドバイスを受けるのが一番だと思います。そしてほかのご家族の理解と協力が必要です。

書籍やインターネットで情報がいくらでもあり、どうしたら良いかわかっているかもしれないですが、当事者は意外と気付けていないこともあります。やはり不登校の克服には第三者の協力や相談が必要です。焦らず無理をせずに。焦ってしまうとその不安感がお子様にも伝わってしまいますから気を付けて下さいね。

こちらの記事もご覧ください

人が怖い、学校が怖いについてはこちらをご覧ください。

母子分離不安と愛情不足の関係とは

スポンサードリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です