東大に入学させた教育ママから学べること

教育ママの行きつく先は「目指せ東大」と思っている方が多いと思います。

そうです、日本でNO.1のあの東大に子供を入学させること。

それこそが教育ママの使命とさえ思っているかもしれません。

メディアなどでも取り上げられて有名なのが、佐藤 亮子さん。

息子を3人も東大にしかも難関と言われている東大理Ⅲ・医学部に入学させた教育ママです。wikipediaにまで教育ママと書かれている方です。

東大に入学させた教育ママの佐藤さんから学べることをまとめてみました。

Yumiri
この記事を書いているのは息子が不登校・引きこもりを経験したから心理カウンセラーとなったYumiriです。不登校ひきこもりを解決する方法をTwitterでもつぶやいてます。

1.東大に子供を入学させるためにした事

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  • 子供が生まれてからはリビングからテレビを排除
  • 3歳までに1万曲の歌を聴かせること
  • 3歳までに1万冊の本の読み聞かせをすること
  • 1歳から公文
  • 3歳からバイオリン
  • 4歳からスイミング
  • 4年生からは習い事をやめて進学塾へ
  • 宿題を高校生まではみる
  • テストは一緒に見直し
  • プリント、テスト、参考書の整理は母がする
  • 防げる失敗は親が防ぐ
  • 母親が音読
  • 同じ間違いをする問題はトイレに貼る
  • 勉強のために手伝いはさせない
  •  分刻みのスケジュール管理をし、大学入試まで作成
  • 休憩もタイマーで時間管理
  • 恋愛は無駄

お子様が4人いらして、その4人すべてに同じことをしたそうですから、凄いですね。そして子供それぞれの弱いところをテストの答案を精査したうえで把握して、改善策を考えて指導にあたったそうです。

私もテレビで拝見したことがありますが、参考書を切り貼りしたり、色づけしたり、問題まで作っていらしたのには、驚くとともになかなかそこまでできないなと感心致しました。


2.教育ママ佐藤さんについて

上記のようなことができるのは並大抵のことではありません。

教育ママの佐藤さんはどのような方なのでしょうか?

  • 大分県立上野丘高校卒業
  • 津田塾大学卒業
  • 英語教師として2年間勤務
  • その後結婚し専業主婦となり現在に至る

やはり東大に入学させるだけの、頭脳と経験をおもちのようです。

そしてご主人は東大卒で、弁護士をされているそうです。

3.見習いたい点

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上記以外に東大に子供たちを入学させるために教育ママの佐藤さんが行ったことで、見習いたいことがあります。

3-1.食事の管理

食生活には気を付けおやつは与えないそうです。

普段はもちろんカップラーメンもあげないそうですが、夜食としてはご褒美でカップラーメンをあげていたそうです。

3-2.勉強机はリビングに

食事と勉強の時間に間を持たせないようにということで、そのような配置にしたようですが、リビングに机を置くのは下記効果が考えられます。

  • 子供が安心して勉強できる
  • 自分の部屋に比べ他に興味がうつるものがないため集中できる
  • 親の目があるので適度な緊張
  • 親との会話が増える

3-3.子供を比べず同じように愛情を注ぐこと

教育ママで多いのは過干渉。そしてつい他の子供や兄弟を比べてしまうこと。

これはやってはいけないと思っていてもついつい比べてしまうてしまう・・という人が多いと思います。

でも比べずに愛情を同じようにそそぐというのはなかなかできないことですが、理想ですね。

3-4.子供の可能性を広げる

ご主人が弁護士の教育ママである佐藤さん。

「子どもの可能性を広げたいから、夫には『将来、弁護士になれ、なんて言わないでね!』と言い続けました。

と言っていたそうです。

お子様皆さんが東大理Ⅲに入学されたのが本人の意思であるのかは定かではありませんが、上記発言からは、自分の理想を押し付けているわけではないようです。

教育ママ佐藤さんの「恋愛は無駄」発言の賛否があったさいには下記コメントを息子さんがしています。

多くの人に心配していただいてるので投稿致しますが、母の発言はなんの資格も、社会的責任もない一個人の主婦のものですので、どうか皆さま暖かい目で見てやってください。

世間からはもちろん色々と言われておりますが、僕個人は今まで面倒を見てくれた母には感謝こそあれ、特に反感などはありません。

今までも何度も、僕ら子供からの意見が聞きたいとテレビや雑誌から取材の依頼が来ましたが、まだまだ自分たちは未熟者であり、ただ受験を受かっていると言うだけで、そのようなものに出るわけにはいかないと断って参りました。

受験に受かるための努力は勿論致しましたが、それだけであり、自分たちはまだ何も成し遂げておりません。これから先もっと精進して、自分の功績を打ち立てた時こそ、また注目していただけるよう努力していきたいと思います。

客観的に見て、子供三人が灘から東大の医学部に進むのはすごいことだと思います。そしてそのために母が色々と骨を折ってくれたことは疑いようがありません。母の発言すべてが正しいわけでも、すべてが事実通りなわけでも勿論ございませんが、一部いらっしゃる、母の子育てに興味のあるお母様方へ、母の本や言葉が役立ちますことを祈っております。

母は子供が好きでたまらないという人です。つまるところ子供自慢が行き過ぎてしまったようです。
子供自慢は親なら誰しも当たり前でしょうが、自慢は行き過ぎると嫌味になりかねません。
今回の発言で不快な思いをされた方には大変申し訳なく思います。

母自身はネットやSNSなどには疎く、今回の発言が話題になっていることも知らなかったそうです。
どうか母子共々今後ともご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い致します。
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出典: 佐藤理亮さんのフェイスブック

この内容からすれば、過干渉の影響を受けたお子さんの発言ではなく、息子さんご自身で、道を進んでいるようにお見受けします。

4.気をつけなくてはいけない点

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教育ママ佐藤さんのやってらっしゃることは一見すると過干渉行為のように見受けられます。

やり方を間違えると、マイナス影響が出てきて、大学には入ったけれど、今後、挫折した時に、不登校やひきこもりになるおそれがあります。

少なくとも現時点ではお子様それぞれが東大に入り、問題なくすごしていらっしゃいますので、きっと教育ママ佐藤さんは過干渉なだけでなく、子供の意思を尊重した上でバランスのとれた対応をしていらっしゃるのだと思います。

でも一般的には過干渉というのはマイナスの影響があるものです。

  • 自立できず自主性が育たない
  • 努力を人のせいにする恐れがある
  • 自己肯定感の喪失
  • 思考の停止・無気力
  • 委縮してしまう
  • 神経症・ひきこもり・不登校になる可能性
  • 母子密着・共依存になる可能性

詳しくはこちらの記事に書いていますので、参考にしてみてください。

また教育ママの視点で考えると子供に勉強をさせておいて、自分は昼寝、テレビを見ているなんてことをしていると、子供は親を見て育ちますから、なぜ自分にだけ勉強をさせておいて親が寛いでいるんだと矛盾を感じますし、将来大人になってからの希望が見いだせません。

そんな時に「お母さんはいいの」なんてことを言ったら子供は反感を覚えます。

勉強をさせたいのであれば、まずは自分が一生懸命に物事に取り組む姿勢を見せるということが大切だと思います。

大人が一生懸命に物事に取り組み、いきいきしている姿勢を見せてお手本になることで、子供も勉強をし、将来に希望を見いだすことにつながります。

子供は親の合わせ鏡だということを忘れずにいたいですね。

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5.まとめ

東大に子供を3人も入学させた教育ママの佐藤さん。並大抵の努力ではできないことをされていて立派ですね。

ただし、やり方を間違えるとマイナス影響もあるので、その影響も認識したうえで適切な対応を行うことが大切ですね。

こちらの記事もご覧ください。

母親の過干渉が子供の心理に及ぼす7つの悪影響をチェックしてみよう

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