幼少期の母親不在は人格形成や情緒不安定と関係があるのか?

現代の女性は男性並みにお仕事で活躍される方が増えてきています。

そのため国内外とわず出張や残業など、幼少期に母親が仕事で不在、もしくは離婚により母親不在・・色々なケースがあると思います。

幼少期に母親が不在だと情緒不安定になったり、人格形成に影響があるのでしょうか?

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幼少期の母親不在と人格形成

幼少期の子供にとって母親とのかかわりというのは成長する過程においてとても大切であり、情緒の安定や人格形成には欠かせないものです。

幼少期に母親不在で育った場合にまず考えられるのは母子分離不安です。

こちらの記事に詳しく書いておりますが、母子分離不安というのは主に母親が不在などで離れているときに不安になることを言います。

その母子分離不安によりさまざまな影響がでることが考えられています。

幼少期には主に母親との密接な関係性により段階的に基本的信頼や自律、積極性などを獲得していきます。

その幼少期に母親不在となると、本来幼少期で獲得すべきもの、基本的信頼というものを得られず不信感を得ることにつながってしまい情緒不安定になると考えられます。

このことからも幼少期の母親不在の影響は大きいものと考えられます。

幼少期に獲得すべき基本的信頼や情緒の安定を得るためには母親からの授乳やスキンシップ、母親が無条件の愛で受け入れることが必要です。

その幼少期に母親が不在となると獲得すべきものが獲得できないということが考えられ情緒不安定にもなり、人格形成にも影響するといえます。


幼少期に母親不在の際の考えられる影響

自己肯定感の喪失

母親が仕事や出張などで不在なことで、子供との接する時間も短いためどうしても子供は寂しいと感じたり、また親が構ってくれないのは物理的時間がないのだということが理解できません。

そのために母親が自分にかまってくれないのは、自分は愛されていない、愛される価値のない人間なんだからだと思ってしまう場合があり人格形成にも大きく影響します。

久しぶりに会った母親に「お母さんこの本読んで」と言われた母親が「あとでね」と返答したとします。

そのあとでがなかったとしたら・・子供は自分の要求をかなえてくれない=母親は自分を好きでないんだ と思ってしまう可能性があります。

自己肯定感の喪失は過干渉などでもおこることです。詳しくはこちらを参考にしてください。

愛情の注ぎ方がわからない

幼少期に母親不在で愛情を感じたことがない場合には、どう愛情を表現していいのか、どう愛情を注げばいいのかがわかりません。

そのため、恋愛の相手や結婚の相手とうまくいかなかったり、自分の子供ができてもどのように対応したらよいのかわからないということがあるのです。

そのため人格形成にも大きく影響し薄情な人間だとさえ思われる可能性があります。

そしてそんなあなたに相手は不満をもち、素っ気ない態度をとったりしたら、あなたはどうしてなのか訳も分からず情緒不安定になってしまうのです。

自分をさらけ出すことができない・無気力

母親不在で愛情を感じることがなかった幼少期の影響として、前述のように自分は愛されていないんだと思ってしまう可能性があります。

そのため自己肯定感は低く、自信がないために、人に自分をさらけ出すことができないのです。

自分をさらけ出すことに不安や恐怖があるのです。

ひいては自分から行動することが次第に不安となり無気力にさえなってしまうこともあり、情緒不安定にもなります。

そしてそのことが不登校やひきこもりにつながることもあるのです。

情緒不安定

自分は誰からも愛されないんだという不安から自暴自棄になってしまい、情緒不安定になってしまいます。

幼少期であれば、母親がいないと泣く、怒る、暴れるなどの情緒不安定があらわれます。

そして大人になってからも下記のお悩みなどからもわかるように情緒不安定になってしまって怒りが沸いてくることさえあるのです。

また母親が普段仕事で不在で忙しいため構ってもらえなくても、家にいるときは遊んでもらおうと思っていたのに、母親自身が忙しすぎて情緒不安であれば、その記憶が子供にうえついてしまいます。

そしていつしか子供も母親と同じ情緒不安定となることさえありますし、幼少期から少しずつ恨みとなって蓄積してしまい、大人になってから怒りとなって表れることさえあるのです。

その怒りが、怒りとわかる行動の場合もあれば、前述のように無気力となって表れることさえあるのです。

共依存

上記のように母親不在の影響で自分に価値を見いだせないため人に依存し、その人を支えることで価値を見出すことがあります。

情緒不安定と共依存についてはこちらに書いております。

機能不全家族の共依存はこちらです。

幼少期の母親不在が大人になって影響がでるケースも

下記に母親不在で幼少期を過ごした女性の投稿があります。

幼少期には母親不在についてあまり気にしていなかったようですが、大人になってから母親に対して怒りがこみあげるとあります。

30代の女性です。

実母は私を出産し、2カ月で社会復帰。
父は土日関係ない職業の上、帰宅が遅い人でしたが
うちには祖母がいましたので、鍵っ子になることは
ありませんでした。
躾はほとんど祖母がしてくれました。

最初からそういう環境にいたせいか、
お母さんに居てほしい、甘えたい、そんな感情すら沸かず
(今思えば諦めてたのでしょう)特に問題児になることなく
大人になりました。

が、不思議なものです。
30歳を過ぎてからです。
私を放って仕事の世界に生きてきた実母に対する
憎しみのようなものが芽生えました。

仕事を言い訳に育児の大変な部分をまんまと逃れ
仕事と家庭の両立をしたと勘違いしている母に
猛烈な怒りすらこみあげてきます

祖母には感謝の気持ちでいっぱいですが
辛い時にいつも不在だった母へは
感謝の気持ちが沸いてきません

幼少期に母親不在で何も問題なく過ごしてきたつもりが、自分が母親の歳位になって考え方や受け止めかたが変化することがあります。

もしくは幼少期から本当は不満があったのに、それを無理やり排除して押し込めてきた抑圧した気持ちが表にでてきた結果と言えるかもしれませんね。

私の母は父の経営する会社を手伝っており、わりと自由がきいていましたので働いていても母親不在という時間はたくさんあったわけではありませんので参考になるかわかりませんが、小学生から毎朝、自分で起床し、朝ごはんも支度し出かけていました。(母は家にいる時間です)

母親が働いている間、不在で寂しいとかそういうことは記憶にないですが、当時はなぜ朝食の用意を自分でするのか疑問に感じていました。

そして自分が母親となってみてもやはりどうして朝ごはんの支度を母はしてくれなかったのか?起こしてくれなかったのかと思い怒りを覚えることがありました。

そんな経験から私は息子に対して母とはうってかわって過干渉気味に接してきました。

過干渉だけが原因ではないと思いますが、結果不登校になったため、今は母の育て方で私が自立を早くさせてもらったと思っています。

このように母親不在の状況は少なからず子供の人格形成、心情、その後の子育てなどに影響をしてきます。

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母親不在の子供への対処法

母親の不在というのはとくに幼少期の子供への人格形成や情緒の安定などに影響することがおわかりいただけたところで、そうはいっても仕事上、不在になってしまうことが多いときはどうするの?という疑問がおこると思います。

テレビ電話やスカイプを利用してコミュニケーションをとる

今は便利な時代ですね。テレビ電話やスカイを利用して話すことができます。

どんなに忙しくて不在にしていても毎日メールをする。テレビ電話をする。必ず連絡をとるようにしたいものです。

在宅時はスキンシップを惜しみなく

幼少期であれば、母親からのスキンシップが重要です。

アメリカの心理学者が生まれたばかりのサルの赤ちゃんに実験をしたところ、スキンシップがたりないあかちゃんは病気になりやすく、またストレスを受けやすいことがわかったそうです。

このことからもスキンシップをとることがいかに重要で、心身共に強く成長するには必要なことだということがおわかりいただけるかと思います。

子供の話を傾聴する

子供から話はじめたことなどは、忙しいからと遮ったり後回しにせず、しっかりと文字通り耳を傾けて話を聞きましょう。

話が要領を得ないからと、話を遮ってこういうことねと決めつけずに話を引き出してください。

話をしっかりと聞いてもらった子供は、自分は受け入れられていると感じ、自己肯定感を得るのに役立ちます。

時には休暇を活用しましょう

子供が母子分離不安だと感じたり、いつもと様子が違うと感じたら、休暇をとったり、場合によっては時短勤務にするなどして子供と過ごす時間を確保することをお勧めします。

また家事などは家事代行に頼んだり、買い物もネットスーパーを利用するなどして、できるだけ時間の節約をして、その節約できた時間を子供と過ごす時間にあてるとよいと思います。


まとめ

いかがでしたか?幼少期の母親不在が人格形成や、子供の情緒不安定に関係してくることがおわかりいただけたでしょうか?

お仕事や介護など、母親の皆様もそれぞれ事情があるかと思います。

できるだけ子供との時間を確保し、日ごろから変化がないか気にしておくとよいですね。

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