長期化高齢化する引きこもりの原因は?

引きこもりが長期化、高齢化している現実があります。

これはどのような原因からなのでしょうか?

引きこもりが長期化、高齢化するということは親も高齢になってきているはずです。

親も高齢になってくると、引きこもり当事者も不安になってきますし、親も子供が自分が亡きあとのことを考えると不安だと思います。

また少子高齢化している現代で引きこもりの高齢化、長期化というのは働き手を失い社会保障を圧迫するという危険があります。

引きこもりが長期化、高齢化してしまう原因について考えてみましょう。

引きこもりの長期化、高齢化の原因

原因①把握できていなかった

引きこもりがここにきて長期化高齢化と取り上げられているように感じますが、これはただ単に国が把握できていなかったことが原因とも言えます。

今までの引きこもりの調査では15~39歳までしか行われていなかったのです。

しかし39歳以上の引きこもりもいるわけですし、引きこもりが解決できず長期化すれば当然高齢化してきます。

また若者の引きこもりであれば、学校に行っていないなど、周囲が把握しやすいですが、高齢化した引きこもりの場合には地域との関係が薄くなり把握しづらい状況でもあります。

またなかには引きこもりをひた隠しにする親もおり、高齢化していても周囲は気づかないということも把握できない原因です。

引きこもりの長期化、高齢化はその分親も高齢になっているため、引きこもりの子供が自立できないと死活問題となってしまいます。

そのため高齢の親が、子供の長期化、高齢化した引きこもりを相談するケースが増えているといいます。

KHJ 全国ひきこもり家族会連合会の調査によると平均引きこもり期間は10.8年。平均年齢は32.7歳。

家族会を対象とした実態調査では、ひきこもる本人 349 名のうち 22.9%を 40 歳以上が占めていたとのことです。

また地域とのつながりを全く持たずに孤立したまま、家族ごとひきこもっているケースもあることから、調査結果にはでない多くの引きこもりがいると考えられます。

そして、長期化すれば引きこもり当事者も家族も高齢化していくという実態があるのです。

ブラックな引きこもり支援団体の見分け方

原因②行政の引きこもりへの取り組み

行政は従来引きこもりを病気として扱っていたこと、そして引きこもり支援の線引きを40歳としていることが引きこもりの長期化、高齢化の原因になっているとも考えられます。

行政では引きこもりから脱出し就労を目標としており、40代以上の引きこもりを想定していなかったのです。

部屋から、家からさえ出られない引きこもりがいるのにもかかわらずです。

実際に厚労省の施策として地域若者サポートステーションでは、働くことに悩みを抱えている15歳~39歳までの若者に対し、就労に向けた支援を行っています。

また原則6か月の利用となっていることも引きこもりの長期化高齢化の原因につながる可能性があります。

このためこの年齢より高齢化したときに就労したい、支援を受けたいと思っても支援してもらえないという現状が引きこもりの長期化、高齢化につながるともいえます。

是非行政には引きこもりの未然予防策や早期対応について検討してもらいたいものです。

原因③親の対応

引きこもりそのものの原因として親の対応というのが挙げられます。

まずは引きこもりは恥ずかしいという親の固定観念から誰にも相談できず、何もできない、適切な対応ができずに長期化し高齢化してしまうということが考えられます。

引きこもりになった当初は少しゆっくりすれば立ち直るだろうという気持ちがあっても長期化してくると親も不安が募ります。

そこで引きこもりの専門家や機関に相談すればまだよいですが、しないと適切な対応というのを理解しておらず誤った対応をしてしまっていることがあります。

そのため今度は「いつになったら働くんだ」「いい加減にしろ」「情けない」などと引きこもりや本人を否定する発言をしてしまいます。

引きこもりになっている時点で自己肯定感を喪失しているのにさらにその傷に塩を塗るかのような親の言動があると、自己肯定感が高まりません。

なかには暴れる引きこもりもいるはずです。これは親への不満の現れともいえます。

自己肯定感が低いのは、引きこもりになってからだけでなく、子育て時期に親が自分の価値観や理想の押し付け、過干渉などをしたことによる影響の可能性が高いです。

子供の自主性や、意思、経験、自己肯定感を奪い、子供が本来身に着けるはずの自立心を養うことができなかった可能性もあるのです。

何気ない親の言動で子供は傷つき、自分のしたいこともできず、絶望さえ感じて引きこもっていることもあります。

また親を見ていて将来を悲観し、生きていても意味がないとさえ考えてしまう引きこもりの子供たちがいます。

引きこもりになったらなったでそれを責め続けたり、皮肉を言ってさらに子供を傷つけ否定する。

引きこもりが長期化して親も高齢化すると、親もいつまでも働けないから不安が募った結果の言動といえるでしょう。

暴れる引きこもりは家庭環境の影響が大きい。NG対応とは?

引きこもりは甘えという認識が解決を阻む

母親の過干渉が子供の心理に及ぼす7つの悪影響

原因④日本の風潮

日本の場合は人と同じというものを好む風潮があります。

学校に行くのは当たり前。就職するのも当たりまえ。

高校を出たら進学するか就職するかのどちらかというのが一般的です。

このような風潮が原因となりいったん引きこもりになってしまうと、なかなか社会とつながりづらくなるというのも引きこもりの長期化に繋がります。

アメリカのように個人主義でいろいろな考えかたがあってよいという風潮であれば、引きこもりになっても抜け出しやすいのではないかと感じます。

アメリカとの文化の違いが引きこもりを生んでいる?!

引きこもりの長期高齢化8050問題

引きこもりが長期化し高齢化すれば、当然親も高齢化してきます。

親が働いている間は経済的にはなんとかなっても親が高齢化し、引退するころには親の年金で引きこもり当事者を養っていかなくてはなりません。

80代の親が50代の子供の面倒を見る家庭も多くなってきており、8050問題とも言われています。

経済的なことだけが問題でなく、長期化によりうつ病や不安症などを発症したり、親が高齢になってくると介護が必要になってくることもあります。

その他家事などをする必要性が出てきても本人が部屋からさえも出れない引きこもりや、外出できない引きこもりの場合には共倒れになる可能性があります。

実際に親が高齢化し、死去。子供は餓死したという現実もあります。

また引きこもりが長期化高齢化するということは、働き手を失う、社会保障の圧迫にもつながっているのです。

つまり、引きこもりの長期化、高齢化というのはそのご家族だけの問題でなく、社会全体の問題となってしまうということからも自分は関係ないと思わずに、引きこもりの方々が自立できる支援を考えていく必要があると思います。

↓参考になれば、ぽちっと応援お願いします。↓

不登校・ひきこもりランキング

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村

まとめ

引きこもりの長期化、高齢化の原因がお分かりいただけたと思います。

引きこもりの長期化、高齢化は当事者たちだけの問題にとどまらず実は社会全体の問題になることも考えられます。

引きこもり当事者か家族だけでなく、より多くの方に引きこもりの原因や、長期化、高齢化している実態についてお分かりいただき、支援について考えるきっかけになれば幸いです。

引きこもりの息子を追い出すのは有効なのか?

必ず引きこもりから脱出できる!きっかけと方法は?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です