小学1年生の母子分離不安とは

小学1年生になってからの不登校のほとんどの原因が母子分離不安からくると言われています。幼稚園から小学1年に上がると、環境や母子の距離感がとても変わりますよね。 小学1年にあがって母子分離不安になることはよくある話です。母子分離不安とは絶対的な安心感を持っている母(もしくは代わりとなる愛着のある絶対的信頼をもつ家族)から離れたときにおこる不安症状のことをいいます。小学1年の母子分離不安についてみていきましょう。

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1. 小学1年の母子分離不安のきっかけ

学校と桜

今までは幼稚園に登園する際、帰る際必ず母親が付き添ったり、幼稚園バスの送迎であってもお母さんがバス停まで見送ったり、待っていてくれたりと、幼稚園の時間以外はほぼ一緒だったかと思います。しかし小学1年生になると、学校へ行く際も、帰る際もお母さんは一緒でなくなります。地域や学校によっては集団での登下校などをすることもあるかと思いますが、基本的には親は付き添いません。そのためまず登下校にお母さんがいないという不安からくる母子分離不安(母親がいないことに対する恐怖)。そして学校という初めて行く場所に行くにあたりお母さんと離れるという母子分離不安(学校に対する恐怖)。主にこの2つがきっかけになると考えられます。

また幼稚園と違って学校となると初めての「授業」というものを経験することになります。一定の時間椅子に座って先生の話を聞く、勉強する、子供にとってはストレスにも成りえますよね。

2. 小学1年生の母子分離不安の要因

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  • 環境に適応できない
  • 学校という社会に対する不安
  • 友達とのかかわりに対する不安
  • 新しい環境による疲労、緊張
  • 初めて親と離れての登下校による不安
  • 初めての授業に対する不安
  • 親も子供の様子が以前よりも把握できなくなるため不安になりそれが伝わる
  • 学校に行っている間にお母さんがどこかに行ってしまうかもと思う不安
  • 両親の喧嘩等による母や父がいなくなるのではという不安
  • 母子の密着のしすぎ(共依存)
  • クラスメイトとの人間関係に対するストレス
  • 先生との関係に対するストレス

幼稚園と小学校。とても大きな環境の変化ですよね。なんといってもこれが一番影響していると思います。幼稚園までは母親や先生が何かとお世話をしてくれていたのに、小学1年になったとたんに自分で色々としないといけない・・・。友達ともめても先生は基本的には仲介してくれませんし先生も今までのように気にかけてはくれません。幼稚園の先生と小学校の先生では全く違いますよね。

また性格がおとなしく人前に出ることが苦手な性格のお子さんであっても時に授業であてられたり、前に出ることもあるでしょうし、授業の間はおとなしく座って勉強をしなくてはいけません。上記の不安や環境の大きな変化等のストレスからまだまだ母親に依存したいという気持ちがより一層強くなってしまうと考えられます。

集団生活の中にあってもまだまだ協調性などはなく成長時期でありますが、学校という社会において協調性や自主性を養っていかなければならず少しずつストレスとなって溜まってしまうこともあります。もちろん多くの小学1年生は自然と協調性や自主性を身に着けストレスを自ら克服して親に依存することなく成長していきます。

しかしその子の性格によっては頼りにしている母親から離れることで母子分離不安となってしまい、なかなか母親から離れられない、母親頼りになってしまっているということもあります。また母子密着が強い場合には何もかもをお母さんがやってあげたり指示を出していることがあり、それが普通になっていると小学1年生になったとたんに自分で決めて自分でやらなくてはならないという状況になり、お母さんから離れられなくなるということが考えられます。

他にもお母さんが病気になってしまったりして、「お母さんがいなくなってしまうかも」「死ぬのではないか?」などと不安になってしまうというケースもあります。

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3. 小学1年生の母子分離不安の状態

  • いままでできていたこともできなくなってしまう
  • 登校しようとするといやがる
  • 妹や弟から母親を独占しようとする
  • 赤ちゃん返り
  • 夜尿

他にも色々とあるかと思いますが、小学1年生では上記のような状態が考えられます。

4. 小学1年生の母子分離不安を解消するためには

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  • 子供と過ごす時間を大切に

小学1年生だとまだまだ自分のことが中心で遊び方も一対一のものを好むと思います。おかあさんと一対一でじっくりと遊んだり、子供の話をじっくりと聞いたり。話をおかあさんから質問攻めで聞くのではなく、子供から話したいことを話させて、お母さんはあくまでも聞き役に徹して、子供の気持ちに寄り添うことが一番重要だと思います。

どんなことがあってもお母さんはそのお子さんの味方であり、いなくなることはないという安心感を持ってもらい愛情を感じてもらうのがいいですね。子供の趣味をお母さんを一緒にするのもいいですねし、たまには一緒にお料理したり一緒に何か作業をすると言うのもいいと思います。

忙しい時にはお母さんも下記のようなサービスを利用して、子供との時間を作ることもよいのではないでしょうか?


 

  • スキンシップ

小学1年生ならまだまだお母さんに甘えたい年頃です、たくさん抱きしめてあげて、一緒に寝たり、手をつないだり、触れ合いをしましょう。特に弟や妹がいる場合にはお母さんをとられてしまったと感じるお子さんが多いと思います。子供が安心できるくらい愛情を注いで触れ合いましょう。

母子分離不安から不登校になる場合にはお母さんと向き合う時間を意識して作るようにして、子供が安心し、日ごろのストレスを解消できれば登校することにつながってくると思います。

  • 子供が母親から愛されていると感じること

これはとても重要です。母親としては自分は十分に愛情を注いでいるつもりでも子供自身がそう受け止めていないこともあります。たとえばふとした瞬間にお母さんに笑顔がなかったり、妹や弟がいてそちらの世話をしているだけで、自分は愛されていないと思ってしまったり。母子分離不安の際には意識してそのお子さんに愛情を注いだり、笑顔で接するといいと思います。

  • 母子密着が強い場合には適度な距離感を

母子密着しすぎている共依存の関係性だと、子供は親の指示やアドバイスがないと動けず自主性に欠けてしまいます。いきなりなんでも自分でやりなさいというのは横暴なので、少しずつ自分で判断していけるようにして適度な距離を保つことがこの場合の母子分離不安には有効かと思います。

まとめ

小学1年生。親からみるとちょっとお兄さん、お姉さんになったような気がして、少しつけ放したりしてしまうこともあると思います。でもそのちょっとしたことで不安になってしまうお子さんもいらっしゃいます。子供ってお母さんをよく見ています。そしてお母さんが大好きです。

そのお母さんが辛そうだったり、悲しそうだったりするだけで不安になってしまいます。お子さんに対して怒っているわけでなくても自分のことを嫌いなのかな?なんて思って不安になることもあります。

意識して笑顔を心がけ、また笑顔で毎日を送れるようにお母さんもストレスがない日々を過ごせるのが理想ですよね。現実にはやらなくてはならないことがたくさんあったり、思うようにいかずイライラしたり・・・そう簡単にはできないかと思います。

お子さんが寝たあとなどに、おかあさんも自分の時間を上手く作ってリフレッシュするようにしてみて下さい。時にはアロマオイルを焚いたり、フェイスパックをしたり、御主人とお酒を飲んだり・・手軽にできるプチリフレッシュをして下さいね。

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