うつ病を発症して家庭内別居・・離婚はできるのか?

夫婦関係の悪化や仕事のストレスなどからうつ病になり、そして自然と部屋にこもりがちになり家庭内別居へ。または家庭内別居からうつ病へ・・そして妻がうつ病になった際には家事放棄や育児放棄などが症状として現れるケースもあります。相手がうつ病になったという理由から離婚はできるのでしょうか?うつ病かどうかを見極めるには?まずはうつ病について知っておきましょう。

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1.うつ病とは

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1-1.うつ病の種類

  • 心因性 うつ病 : 精神的ショックやストレスなど心理的な原因によるうつ病
  • 外因性 うつ病 : 怪我や脳の病気が原因となるうつ病
  • 内因性 うつ病 : 遺伝、体質、器質など原因が特定できなうつ病

1-2.うつ病の症状

うつの症状は精神的症状と身体的症状があり、たいては朝がもっとも悪い状態であり、夕方にはよくなる傾向があります。

精神的症状 :

運動神経・集中力・記憶力の低下、気分の落ち込み、悲しさ、空虚感、無価値観、自殺念慮、

身体的症状 :

頭痛、睡眠障害、摂食障害、胃炎、胃潰瘍

その他、対人関係の悪化や内向、自己中心的な行動や感情というものが出やすくなります。家事放棄や育児放棄になってしまう方もたくさんいらっしゃいます。

1-3.うつかチェックしてみよう

採点方法は いいえ-0 時々-1 しばしば-2 常に-3 ただし質問の2.4.6.8.12に関してはどんな答えであっても0点とします。

10点以下は正常、16点以上はうつ病の疑いがあります。

1. からだがだるく疲れやすいですか
2. 騒音が気になりますか
3. 最近気が沈んだり気が重くなることはありますか
4. 音楽を聴いて楽しいですか
5. 朝のうち特に無気力ですか
6. 議論に熱中できますか
7. くびすじや肩がこって仕方ないですか
8. 頭痛持ちですか
9. 眠れないで朝早く目覚めることがありますか
10. 事故や怪我をしやすいですか
11. 食事がすすまず味がないですか
12. テレビを見ていて楽しいですか
13. 息がつまって胸苦しくなることがありますか
14. のどの奥に物がつかえている感じがしますか
15. 自分の人生がつまらなく感じますか
16. 仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうですか
17. 以前にも現在と似た症状がありましたか
18. 本来は仕事熱心できちょうめんですか
合計

SRQ-D(東邦大学方式うつ病自己評価尺度)

2.うつ病の治療

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2-1.投薬治療

抗うつ剤(脳の中にある物質の作用を強化する役割)や抗うつ剤(不安を鎮める)と併せて睡眠薬を処方されることのが一般的です。それでも薬は一度使用するとなかなか手放せなくなるのではないかと不安を持たれる方も多いと思います。今は医療現場でも使用されるサプリメント天然素材のサプリメントなど種類がありますので、そういうものから使用されてもよいですね。


2-2.認知行動療法・カウンセリング

認知行動療法とはその人の自動思考=ものの考え方=認知 のゆがみを修正するというものです。認知行動療法は1度受けるだけで効果はでづらいですが、専門にされてる方の指導のもと10回程度行うと良いとされています。

自分でもののとらえ方を変えていくことで性格を変えていくというイメージです。

2-3.その他

一般的には休養をとるといわれますが、これは適度な休養がよいと思われます。長期にわたり休養をとった場合にはまた元の生活に戻る時にそのギャップからうつ病が再発したり悪化したりする恐れがありますので医師と相談したほうがいいですね。

できる病院は限られているようですが、その他磁気刺激治療というのもあるようです。アメリカ発の治療法です。

うつ病の治療をしてもよくならず長期間たってしまい、サポートする側が心身共に疲れ果てた・・というときに考えるのが家庭内別居や別居や離婚だと思います。特に妻がうつ病になった際には家事放棄、育児放棄になってしまうことも多く、旦那様が経済的にも支えなくてはならない上に育児や家事もしなくてはならなくなってしまいます。

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3.家庭内別居とは

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家庭内別居とは同じ家で暮らしているけれど、心は離れて冷めている。口を聞かない、夫婦で寝室は別、食事も別など、ただ住居は一緒だけれども別居同然の生活をしている状態をあらわしています。

メリットとしては

  • 世間体を気にせずにすむ
  • 養育権等心配せず子供と暮らせる
  • 財産分与や手続きが必要ない
  • 経済的な変化がない
  • 離婚に比べてパワーが必要ない

デメリットとしては

  • 同じ住居のため相手との距離をとりづらい
  • 子供がいる場合には心身共に影響を受けやすい
  • 家事の線引きが難しい
  • 嫌な相手と暮らすというストレス
  • 家庭内別居を続けた末高齢になった時介護の心配がでてくる

なかには家庭内別居のルールを決めてストレスなく生活されているご夫婦もいらっしゃいます。それについてはこちらをご覧ください。

うつ病の場合には稼ぎ手がうつ病になってしまうと、経済的に困窮する可能性があります。それをサポートする側の夫婦が補うと、家事も仕事もすることになるため、うつ病の改善傾向がみられないと、将来を悲観して、疲れ果ててしまい、離婚を考えるようになってしまいます。

4.うつ病で離婚はできるのか?

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相手がうつ病になってしまい、最初は懸命に支えてきたご夫婦でもうつ病が長期化することにより、経済的にも精神的にも支障が出てきてしまうことがあります。

そのため家庭内別居や別居をされている方も多いようです。うつ病になってしまった場合にそれを理由に離婚できるのでしょうか?

もちろん双方が離婚に合意した場合は離婚可能です。合意できない場合には調停となります。

法的離婚事由としては

1号 不貞行為
2号 悪意の遺棄
3号 3年以上の生死不明
4号 強度の精神病
5号 そのほか婚姻を継続しがたい重大な事由

というものがあるので、うつ病がこの4号にあたるかどうかということになります。単純にうつ病だからという理由だけでは弱者保護の観点から裁判所の調停委員もうつ病側の夫婦を支援するようにと味方することが予想されます。

また裁判では離婚後うつ病の夫婦の生活についても考慮されることやうつ病は本人だけの責任とはいいきれないことも理由で簡単には離婚はできないようです。

ただし何年か治療に専念し協力を続けてきて自分自身も色々と協力し支援してやってきたがうつ病の回復の兆しが見えないという場合には離婚の可能性は多少は高くなるようです。

夫婦関係をなんとか修復したいという場合には参考までにこちらをどうぞ。

5.まとめ

夫婦どちらかがうつ病になってしまうと、経済的にも精神的にもとても大変なご苦労がありますね。とくに妻がうつ病の場合には家事放棄や育児放棄が症状となって現れることがあります。とりえあえず、別居や家庭内別居を試みるのか。すでに家庭内別居をされている方はそのまま家庭内別居を続けるのか、やはり離婚をするのか・・重要な決断となるので冷静にじっくりと考えてみましょう。

こちらの記事もご覧ください。

家庭内別居の子供への影響と親子間および夫婦関係の修復法について

 

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