別室登校時の養護教諭の役割

不登校になるといままでたくさん話してくれていた子供が話しをしなくなったり、コミュニケーションの取り方で困ることもあると思います。そんなとき親とは話しをしなくても養護教諭の先生となら話すかもしれません。養護教諭はいわゆる保健室の先生のことです。意外かもしれませんが、不登校の子供の話しを聞いたり相談に乗るのも養護教諭の仕事なのです。まず別室登校とはどんな登校の仕方でしょうか?そして誰でもすぐ別室登校や保健室登校ってできるものなのでしょうか?

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1.別室登校・保健室登校とは

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別室登校とは、通常通う教室以外の教室や面談室等他の部屋に登校することをいいます。学校によっては不登校の子供のため別室登校用に専用に1室を開放していることもあります。中には個人のプライバシーを配慮して仕切りがある部屋がある学校もあります。保健室登校をする場合には学校と相談して、どの部屋なら安心して子供は通えるのか?どの先生が対応することを子供は望んでいるのか?登校時間はどうしたいのか?希望を伝え学校がどのような対応が可能なのか確認しておきましょう。

学習面においては基本自習としている学校がほとんどですが、中には先生が定期的に指導をしてくれる学校や、空いている先生が時折対応してくれる場合もあります。ほとんどの学校で試験も受けられるはずです。試験といっても勉強が追い付いてなくて不安というのが現実ですよね。やはり毎日授業を受けられないわけですから、徐々に勉強も遅れてしまいその分子供の不安も大きくなっていくのが現実です。

今の時代いろいろと便利なものがあります。オンライン学習インターネット家庭教師なんて、私の子供のときにはありませんでした。無料体験学習などもありますから、こういうものをうまく取り入れて自宅で学習して勉強に対する不安を取り除くのもよいですね。

保健室登校とは文字通り保健室に登校することを言います。この場合には学習よりも主に養護教諭と話しをするというのがメインとなります。別室登校で自習するほどの気力はないけれど、なんとか保健室で養護教諭となら話せるかもしれない・・という場合にはまず不登校から抜け出す一歩として養護教諭と話しをしに保健室に登校するというところから始めるのもよいでしょう。

2.別室登校・保健室登校ができる状態とは

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別室登校、保健室登校といえども学校に行くわけですから不登校になってすぐにできるとはかぎりません。下記の状態がある程度あてはまることが必要です。

  • 前向きになってきた
  • 外出するようになってきた
  • 昼夜逆転が治ってきた
  • ゲームやネット依存が軽減されてきた
  • 身体症状がなくなってきた
  • 暇だと言うようになってきた
  • 学校や進路を話題にするようになってきた

ただ、現在学校に行けているのだけれど、特定の日だけ休み、特定の授業だけ受けられないという場合はその日やその授業だけ別室や保健室で過ごすというのも良いと思います。保健室で養護教諭の先生と話しをするだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。

上記のどれに関しても子供が心のエネルギーが満たされてくれば改善されることです。そのための秘訣についてはこちらをご覧ください。昼夜逆転に関しても同じですが、できることとしてはカーテンをあけて朝陽を浴びるようにすることも大事ですね。そうはいっても曇りや雨の日、冬などは朝は暗いので、光目覚まし時計の活用もおすすめします。


3.養護教諭の役割

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養護教諭といえば保健室にいて、けがや病気をしたときにお世話になる先生という印象だと思います。私も不登校カウンセラーになるまではそう思っていました。でも文部科学省のHP(下記参照)にもある通り、不登校児童の対応、保健室登校、別室登校に関しても役割があるのです。

不登校対応の在り方

養護教諭の役割
養護教諭が行う情緒の安定を図る等の対応や予防のための健康相談活動の果たす役割は大きいこと。また,養護教諭と不登校に対応する校内の組織が情報を共有化することが望ましいこと。

保健室や相談室等の整備
養護教諭の果たす役割や「保健室登校」・「相談室登校」の意義に鑑み,養護教諭の複数配置や研修機会の充実,保健室等の環境整備,情報通信機器の整備等

(文部科学省HPより抜粋)

4.具体的に別室登校時に養護教諭は何をするのか?

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4-1.別室登校時の養護教諭の具体的な対応

  • 学級担任や教育主任等へ連絡や助言をする
  • 身体的問題の心因的な要因を探る
  • 身体症状などから問題の早期発見をする
  • 外部専門機関との連携

養護教諭の先生は心身の健康に関する知識があるため心と身体の両面のケアができます。学習評価にはほぼ関係ない存在のため子供としても心理的圧迫がなく不安や心配を受け止めてくれる存在になりえます。

養護教諭の先生は別室登校、特に保健室登校をする際に、子供の話しを聞いてくれたり、もしお子さんが担任の先生と相性が合わなかったりしたら、学校への橋渡しの役を担ってくれます。そして子供にとって担任の先生よりも養護教諭のほうが学習評価等にほぼ影響しないため精神的にも負担が軽いため不登校になっている心のエネルギーが満たされていな児童にとっては接しやすい存在と言えるでしょう。

また親とも養護教諭は面談をして相談にも乗ってくれます。話をしていくうちに親も不登校になった原因に気付くこともあるようです。

そして養護教諭の場合勉強をする教室でなく保健室にいるため、保健室登校(別室登校)するにも子供の心理的負担が少ないといえます。子供が別室登校をしたいと考えているけれど、自信がなさそうな時には保健室登校から初めて養護教諭の先生とお話しをするようにすると良いと思います。

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5.養護教諭に相談する

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通常不登校の相談というのは担任の先生とするというのが多いと思います。でも担任の先生とのトラブルがきっかけで不登校になってしまったり、担任の先生と話ししても通じない・・相性が合わない・・等あるときもあるでしょう。その場合には養護教諭や他の主任の先生や、教頭先生など、他の先生に相談するのもいいでしょう。

担任の先生が要望を聞いてくれない、対応がいまいち・・という時には遠慮せずに養護教諭を始めほかの先生に相談してみたほうがいいです。担任の対応が悪い=学校の対応が悪いという気持ちになってしまのは残念です。養護教諭を始め、他の方に聞いてもらっても全然問題ありません。ときにはスクールカウンセラーも助けになってくれるとは思いますが、私が相談を受ける方ほぼ全員スクールカウンセラーは不登校をよくわかってないとおっっしゃているのも事実です。その場合には不登校を専門にされているカウンセラーに相談するのもよいと思います。

私の場合には当時不登校になっている時期の担任と子供の関係性が希薄でしたので、以前の担任の先生とメインで連絡をとっていました。必ずしも担任が窓口でなくても良いのです。

6.まとめ

養護教諭の先生が不登校の際の親の相談や子供の相談にも乗ってくれることがおわかりいただけたかと思います。担任だけでなく養護教諭の先生に話をするとまた違ったことに気付いたり、理解したりすることがあるかもしれません。担任に限らず学校で子供が接点を持てる先生がいるというのは子供にとって1つ安心な基地が増えるような感じではないかと私は思います。保健室登校で養護教諭に話を聞いてもらうのか、別室登校するのか、本人の意思を尊重して選択されることをおすすめいたします。

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