不登校から脱するために~別室登校と友達~

不登校とは以前は登校拒否なんて言葉がありましたが、不登校になるほとんどの子供は登校を「拒否」しているわけではありません。登校したくてもできないんです。それを脱するためには親はもちろん友達との関係性がカギとなります。ただ見守っているだけでは解決するのは難しいし時間ばかり経ってしまいます。友達との関係をを友好にして別室登校するために、そして本格的に不登校から脱するためにはどうしたらよいのでしょうか?

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1.不登校の心理状態を理解する

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不登校は誰しも好きで行っているわけではありません。ネット上には不登校の友達がずるいとか、理解しない友達やクラスメイトの発言が多々あります。このような書き込みを見ると私はとても悲しくなります。まだまだ不登校は理解されていないんだなと。不登校というのはたいていは友達との関係や学校でのトラブル、先生とのトラブルや相性といった学校生活に関連する出来事がきっかけで、複数の要因が重なり起こります。

本人もどうして学校にいけないのか本当のところはわからず、友達や親に聞かれてもわからないというのが事実です。原因と思っているような友達や学校、先生とのトラブルというのはきっかけにすぎないのです。共通しているのは繊細で敏感な心の持ち主です。同じ出来事がおこってもすぐ立ち直れる人、まったく気にしない人、ずっとそのことを気にしてなかなか立ち直れない人がいますよね。人それぞれ受け止め方が違うのです。個人の性格や育った環境、親から受けついだ遺伝子なども影響しますから当然ですよね。

不登校の子供は学校にいけないことに関して次のように感じています。

  • 登校しなくてはいけないのに身体がいうことをきかない
  • 友達は登校できているのに登校できない自分はダメな人間だ
  • 友達・先生・親にどう思われているだろう
  • 親や友達、先生に見捨てられるのではないか
  • 自分は将来どうなってしまうのだろう
  • 登校しようと思っているのに朝起きられない
  • 死にたいほどつらい

などなど不安で不安で仕方なく、誰よりも当人がつらいのです。まずは友達や親、先生がこの気持ちを理解し共感してあげることから始めましょう。

2.親や友達ができること

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2-1.親ができること

  • 子供の今の状態を受け入れる
  • 気持ちを理解し共感する
  • 家の中を心が安らぐ空間にする
  • 過干渉・先回りをやめる(過干渉タイプの親)
  • 子供とかかわる時間をつくる(放任タイプの親)
  • 理想をおしつけない(誘導しない)
  • 子供の話しに耳を傾ける
  • 本人の意思を尊重する
  • 暴言を吐いたり否定的なことを言わない
  • 前向きな温かい言葉がけ

子供への親の影響は大きいのは皆さんよくわかってらっしゃるかと思います。今のお子様の状態は育った環境が影響して不登校という状態になっています。これまでのお子様への接し方を振り返る良い機会です。不登校のご家庭の親御様には共通することが多々あります。詳しくはこちらに書いてますのでよかったら参考にしてください。そのうえで学校とのつながりももっておき、情報は共有し、先生と子供も繋がっていられるのが理想です。家庭訪問をしていただいたり、お手紙などをもらうのも良いと思います。

子供が起きられない場合にはまず決まった時間にカーテンをあけて朝陽を浴びるようにしましょう。それでも曇りの日や雨の日もありますし、冬は朝でも暗いですよね。そんなときには光目覚まし時計を利用するのもよいでしょう。



また勉強の遅れの不安というのも不登校の子供にとっては大きな問題です。個別学習する塾などが良いと思いますが、外に出かけるのにまだ不安があるようならオンライン学習に取り組むのも一案です。ただすべて本人の意思を尊重して行ってくださいね。



2-2.友達ができること(親が友達にお願いするとよいこと)

  • 非難しない
  • 現状を理解し受け入れてあげる
  • 関係性を保つ

なかなか友達が不登校の子供に対して理解するというのは難しいかもしれません。親でさえ最初はそうだと思います。でも不登校になっている当人が誰よりも登校しなくてはいけない、なんとか現状を打破したいと切に願っているのです。もしこの記事を読んでくださるお友達がいたら、ぜひ不登校になっている友達を理解してあげてください。そして決して非難するのはやめてください。

不登校になっている当人は誰よりも自信喪失しています。そこにさらに友達から非難されたり、心無い言葉をかけられるとどうなると思いますか?さらに自信はなくなり、最悪の場合死を考えてしまうこともあります。友達ならぜひわかってあげてほしいと思います。

友達が自分のことを受け入れてくれてると感じ、友達との関係性が保持することが続けられたら不登校になっている本人も変わってきます。可能であれば、メールや手紙、電話などで温かい言葉がけをしたり、たわいのない雑談でよいのでしてあげてください。決して励ましたり、頑張ってとは言わないでおきましょう。なぜなら不登校になっている当人はすでに頑張って頑張って挙句の果てに不登校という状態になってしまっているのです。そっと見守ることも必要です。もしも一方通行であってもそれは決して無駄ではありません。友達からの温かい言葉、メッセージがあれば自分が受け入れられている、友達から見捨てられてないと感じ心が満たせれてきます。そうしたらきっと別室登校を果たし教室にも戻れるようになるでしょう。

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3.別室登校へ

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親や友達が不登校の友達を受け入れ、共感してくれたら徐々に子供の心理状態も満たされてくるはずです。ただ見守り待っているだけでは不登校から脱するのは難しいです。親や友達の2のような働きかけの積み重ねで必ず前進するはずです。そうしたら別室登校を提案してみましょう。

3-1.別室登校へ

別室登校とは保健室登校も含めクラスメイトのいる教室でなく、別室に登校をすることです。中学生になると不登校が増えることから専用に部屋を設けている学校もあったり、一人ひとりが見えないように仕切りを作っている学校もあります。もしくは面談室や会議室などの一室を開放してくれることもあります。まずは本人がどのような登校の仕方をしたいのか、通常の登校時間に登校するのか?午後から登校するのか?放課後登校するのか?希望を聞きましょう。そしてどこの部屋で、どの先生、科目であれば安心して別室登校できるのか?学校側はどのような別室登校に対応してくれるのかを確認しましょう。

3-2.別室登校から友達の協力を得て教室復帰へ

別室登校から教室へ復帰し本格的に不登校を脱するのには友達との関係が必要です。ではどのようにしたらよいのか

  1. 別室登校の際に友達が別室へ来て話しをする
  2. 別室で友達と給食・昼食をとる
  3. 登下校どちらかでも友達と一緒にしてみる
  4. 学食があれば、友達と学食で昼食をとる
  5. 教室で友達と給食・昼食をとる
  6. 体育祭や修学旅行などの行事に参加する
  7. 教室復帰へ

3に関しては別室登校ができるようになればどの段階で行ってもOKですがそのほかは上記の流れで少しずつ段階を経て行うのがよいでしょう。

私の息子の場合には先生が定期的にお電話を下さり、雑談などしていました。そして別室登校できるようになってからは、別室に先生が友達を呼んでくださり、交流をし始め、少ししたころに学食で一緒にお昼をとるようになりました。そしてだんだんと休み時間になると教室に行って友人と話すことができ、修学旅行に参加ができ学年が変わってから教室復帰することができました。やはり友達との関係というのは別室登校をする上でも本格的に不登校から脱するためにも必要不可欠だと思います。

4.まとめ

別室登校をするのも本格的に不登校から脱するのも親と友達の働きかけというのは非常に重要です。理解してくれない友達ばかりでは学校へは別室登校といえども登校できません。考えてみてください。理解してくれず、非難ばかりする針のむしろの中に飛び込む勇気ありますか?よほど鉄のような心の持ち主でない限り無理でしょう。不登校の子供は繊細で敏感なのです。友達や先生も含め周囲のみんなの理解が必要不可欠です。ぜひ今日からあなたができることから始めてみてください。

子供の不登校をなんとかしたい親御様。カウンセリングを受けてみませんか?お問い合わせフォームより、ご連絡ください。ご案内をお送りいたします。

お問い合わせだけでも構いませんので、お気軽にどうぞ。

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