保健室登校における留意点

不登校になった当初はとにかく今まで通りに登校しなくてはいけない、親としては登校させなくてはいけないと「今まで通り」の登校を親も子も目指すと思います。でも実際には子供としては登校しなくてはいけないと思っているのに身体がいうことをきかず、非常につらい状態です。一方親はそんな子供の心理をまだ理解できずに登校させようとしてしまいます。状況に応じて保健室登校をするのが子供にとっては良い場合があります。保健室登校を始めるのに留意点てあるのでしょうか?

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1.保健室登校を始める前の留意点

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まず保健室登校を始める前にあなた、もしくはあなたのお子様の状態が保健室登校を実施できる状態か確認する必要があります。

留意点

  • 身体症状が治まってきた
  • 昼夜逆転が治ってきた
  • 前向きな発言がみられるようになった
  • 「暇」という発言がみられるようになった
  • 勉強や学校・進路を気にする発言がみられるようになった
  • 状態が落ち着いてきた
  • 外出するようになってきた

上記事項があてはまるようになってきたら、心のエネルギーが少しずつ見たされている状態ですので、保健室登校や別室登校という次の段階へ進める可能性があります。うちの子はまだまだそんな状態でなく無気力だし、家にこもってばかりで・・とお嘆きの親御様はこちらをご覧ください。親御様ができることがあります。昼夜逆転で朝起きられない場合にはこちらをご覧ください。

2.保健室登校とは

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保健室登校(ほけんしつとうこう)とは、児童・生徒が学校には登校するものの、教室でなく代わりに保健室で過ごすことをいう。保健室通い(ほけんしつかよい)とも称される。日本学校保健会が1997年(平成9年)に発表した『保健室利用者調査報告書』によると、「保健室登校とは,常時保健室にいるか,特定の授業に出席できても学校にいる間は主として保健室にいる状態」と定義されている。森川英子によると、この語の初出は1977年(昭和52年)刊行の杉浦守邦の著書『養護教諭の実際活動』(東山書房)である。

不登校問題調査研究協力者会議の調査によれば、2001年(平成13年)度に調査した保健室登校をする者が存在する日本の学校の割合は小学校で12.3%、中学校で45.5%に達した。日本学校保健会が2004年(平成16年)に行った同様の調査では、中学校の9割に保健室登校の生徒がいる。

Wikipediaより

 

保健室登校は通常は教室に行き担任や各教科の先生が授業をしてくれますが、保健室なので、対応は基本的に養護教諭が行います。留意点として養護教諭の役割を知っておきましょう。

児童・生徒が保健室登校から教室に復帰するにあたって、保健室の先生、すなわち養護教諭の果たす援助は大きな効果がある。その場合、当該児童・生徒本人、児童・生徒の保護者、教職員に対して、カウンセリング技法を導入して援助することになる。養護教諭は医師のように時間に縛られず、無制限に児童・生徒の状況等に応じて援助でき、それは最大の利点といえる。有村による保健室登校経験者への調査では、養護教諭に対して「居場所を作ってくれた」・「いつも笑顔があった」などと好意的な意見が寄せられ、「してほしかったこと」は教師・保護者・周囲の人に対する要望に比べて少なかった。一匹狼となった生徒に巧みに近づいてその言動を監視するのも重要な役割である。

Wikipediaより

養護教諭がいるため心身共にケアをしてもらえますし相談することが可能です。不登校の子供は心が繊細で敏感であるというのは親や学校にとっても留意点となります。傷ついている生徒が多いため対応がわかっている養護教諭がいるというのは安心できる点です。

また保健室を拠点として、少しずつ活動範囲を広げていくことも可能です。最初は養護教諭と話しをして帰ってくるだけでも大丈夫です。実際に養護教諭と話すことがとてもよかったと不登校経験者は語っています。まずはそこから始めて、徐々に提出物を自分で職員室まで届けたり、HRのみ教室に行ったり、少しずつ範囲を広げていくことが可能です。

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3.保健室登校を開始する際の留意点

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3-1.登下校時間においての留意点

まず留意点として、保健室登校は基本的には自由ということ。そのため登校時間にも決まりはありません。本人の体調や状態によって希望通り実施することが可能です。他の生徒と顔を合わせたくないという場合には登下校時間を外して登下校を行えますし、起立性調節障害などがあり、午後からのほうが活動しやすいという傾向がある際には午後からの登校も可能です。本人の状態に応じて決めたらよいです。そのうえで学校にも希望を伝えて相談しておきましょう。

3-2.勉強のおいての留意点

勉強は基本的にはプリント学習などの自習がメインの学校がほとんどです。中には保健室登校者向けに定期的に授業をしてくれる学校もありますし、自分が勉強したいものを先生が対応可能なときに指導してくれることもあります。どのような対応が可能なのかを確認して要望を伝えることをお勧めします。

留意点として教室で毎日授業を受けることと比較すると勉強の遅れというものはどうしても避けて通れません。今後の進路や教室復帰を考えた場合にはやはり勉強の遅れは取り戻しておきたいところです。そこでそのためには補習をしてもらうのが良いですが、それだけではなかなか追いつくのは難しいですよね。

そこでお勧めなのはまずは自宅学習ということになります。不登校の期間にもよりますが、なかなか一人で勉強の遅れを取り戻すのは大変だと思いますので、個別学習塾や家庭教師など個人にあった勉強をみてくるところが良いですね。

保健室登校だけで、体力を使い果たしているという方も多いと思います。その際にはオンラインを使ったオンライン学習インターネット家庭教師など、便利な勉強方法がありますので、まずは無料体験から試してみてもよいですね。


3-3.教室復帰を目指す際の留意点

保健室登校から教室復帰を目指したい場合にお勧めしたい方法として、友達と繋がるということです。この時期の子供にとって友達の存在は大きなものです。友達と繋がっていることで教室にも復帰しやすくなります。そのためには

  1. 休み時間や給食などの時間を友人に保健室にきてもらう
  2. HRのみ参加する
  3. 少しずつ授業に参加する
  4. 課外活動に参加する
  5. 教室に復帰する

1.2の順番はできるのであればどちらが先でも構いませんが、少しずつ友達と交流を増やしていって、本人が教室に戻ってもいいかなと思ったらHRのみ参加してみる。そしてこれが普通にできるようになってくれば徐々に授業や課外活動に参加して教室に復帰するのです。保健室登校の前から友達と繋がり続けていられたら、保健室登校の際も登下校のみ一緒にしたりするのも有効だと思います。

実際に私の息子は保健室でなく別室登校をして休み時間に別室に友達にきてもらっておしゃべりをするところから始め、だんだんと昼食を一緒にとるようになり、そのあと文化祭や修学旅行の行事に参加することができました。そして学年が変わったときに始業式からほぼ普通に登校するようになりました。教室復帰の留意点は友達とつながるということです。

4.まとめ

留意点を理解し保健室登校を始めることで教室復帰や進学、転校、編入など状況に応じて次のステップへと進むことが可能になります。その際に不登校に関して子供の気持ちに寄り添い受容することが、非常に重要となります。詳しくはこちらにも書いていますので、参考になさってください。

 

別室登校・保健室登校できるようになる3つの秘訣

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